ADP全米雇用報告による米ドルへの影響に注目か

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ADP全米雇用報告による米ドルへの影響に注目か

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ADP全米雇用報告による米ドルへの影響に注目か
相場レポート

2023.08.02

2023.08.02

本日のポイント

  1. ADP全米雇用報告

  2. オーストラリアの小売売上高

前日のNY市場は、株安・金利高・原油安のリスクオフ基調となり、米買い・円売りの流れが継続。米ドル全面高になったことで米ドル/円は143円台前半まで上昇し、ジリ上げ相場のままクローズする結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの143.500付近を上抜けた場合は、144.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの142.500付近を下抜けた場合は、142.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、上昇トレンドが継続中のため、新たな材料が出るまでは下値の堅い展開となるだろう。

本日は、21時15分に米・ADP全米雇用報告、23時半に米・週間原油在庫、翌10時半に豪・貿易収支、豪・第2四半期小売売上高が予定されている。雇用統計の先行指標であるADP全米雇用報告の結果を静観しつつ、米ドル/円の方向性に注目したい。また、米主要企業の第2四半期決算も控えているため、株価変動による為替への影響に警戒したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。