リスクオフ基調が継続か

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リスクオフ基調が継続か

リスクオフ基調が継続か
相場レポート

2022.03.01

2022.03.01

本日のポイント

  1. ISM製造業景況指数

  2. オーストラリアのGDP

前日のNY市場は、株安・金利安・原油高のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。ロシアとウクライナの停戦交渉の報道を背景に、引けにかけては株の買戻しが入る局面もあり、週明けに大きな下窓でスタートした通貨ペアは軒並み窓埋めをする値動きで終始する結果となった。米ドル/円は115円台後半から114円台後半まで下落しており、米ドル安・円高によって上値の重い展開となっている。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの115.800付近を上抜けた場合は、116.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの114.500付近を下抜けた場合は、114.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、3月2日から3日に行われる、パウエルFRB議長の議会証言への注目度が高まっており、利上げの幅や回数への言及があった場合はレンジブレイクによって急騰・急落する可能性があるだろう。

本日は、22時に独・消費者物価指数、22時半に加・GDP、24時に米・ISM製造業景況指数、28時に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、翌9時半に豪・第4四半期GDPが予定されている。各国の重要経済指標・要人発言を静観しつつ、地政学リスクによるリスクオフ基調が継続するかに注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。