週末クローズに向けた調整の動きに注意か

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相場レポート

2021.10.15

2021.10.15

本日のポイント

  1. 米国の小売売上高

  2. 米国の要人発言

前日のNY市場は、株高・金利安・原油高のリスクオン基調となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。円全面安になったことでクロス円は軒並み堅調に推移しており、米ドル/円は113円台後半で底堅く推移する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの113.800付近を上抜けた場合は、114.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの113.000付近を下抜けた場合は、112円台後半に向けた一段安が想定される。日足の200MAなどから乖離した高値圏での推移が継続しており、円売りの流れが加速している状況のため、週末クローズに向けた一旦の調整による下落があるかに注目したい。

本日は、21時半に米・小売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、米・輸入物価指数、23時に米・ミシガン大消費者信頼感指数、25時20分に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されている。米国の重要経済指標や要人発言を静観しつつ、米大手企業の第3四半期決算(ゴールドマン・サックスなど)による為替への影響に警戒したい。また、今週に入り強まっている米ドル買い・円売りの流れが継続するかに注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。