
2021.08.19
2021.08.19
米国の新規失業保険申請件数
米国の景気先行指数
前日のNY市場は、株安・金利安・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル買い・円売りの流れが継続。日本時間深夜に公表されたFOMC議事録は、タカ派・ハト派の双方の見方ができるとの指摘もあり、引けにかけては円買いの流れが強まる結果となった。米ドル/円は一時的に110円台に回復したものの、FOMC議事録公表後は109円台後半まで上昇幅を狭めている状況だ。
テクニカル的に見ると、前日高値の110.100付近を上抜けた場合は、110.500の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの109.500付近を下抜けた場合は、109.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、新たな材料が出るまでは方向感に欠ける展開も想定されるため、109.000~110.500のレンジ内での揉み合いが継続するだろう。
本日は、21時半に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23時に米・景気先行指数が予定されている。週末にかけて重要経済指標・要人発言などは予定されておらず、夏季休暇による流動性低下に伴い、市場の動かしたい方向に動かしやすい相場環境であるため、ロンドン時間帯・NY時間帯の値動きに注目したい。
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