米国の重要経済指標・要人発言に注目か

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米国の重要経済指標・要人発言に注目か

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米国の重要経済指標・要人発言に注目か
相場レポート

2021.08.04

2021.08.04

本日のポイント

  1. 米国のADP全国雇用者数

  2. 米国のISM非製造業景況指数

前日のNY市場は、株高・金利安・原油安のリスクオン基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。米ドル/円は節目の109.000を一時的に下抜けたものの、引けにかけては押し目買い優勢となり、109.000を挟んでの揉み合いに終始する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの109.300付近を上抜けた場合は、109円台後半に向けた一段高に、前日安値の108.900付近を下抜けた場合は、サポートラインとして意識される108.700~108.500に向けた一段安が想定される。一方で、週末の雇用統計に向けた思惑による値動きや、様子見ムードが広がる可能性もあるため、108.700~109.200付近で方向感に欠ける展開となるだろう。どちらかにブレイクした場合は、ダマシによる値戻しに警戒したい。

本日は、21時15分に米・ADP全国雇用者数、21時半に加・住宅建設許可、23時に米・ISM非製造業景況指数、米・クラリダFRB副議長の発言、23時半に米・週間原油在庫、翌10時半に豪・貿易収支が予定されている。雇用統計の先行指標として、ADP全国雇用者数とISM非製造業景況指数が連続して発表されるため、指標発表後の米ドルの方向性に注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。