
2021.06.15
2021.06.15
英国の失業率
米国の小売売上高
前日のNY市場は、やや株高・金利高・原油高のリスクオン基調となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。円全面安になったことで、米ドル/円は直近レジスタンスラインの109.800を上抜けて110円台まで上昇する結果となった。
テクニカル的に見ると、直近高値の110.300付近を上抜けると一段高に、直近サポートラインの109.600付近を下抜けると一段安が想定される。一方で、110円台では上ヒゲを付けて下落する流れが継続しているため、週足の実体で110円台をキープできるかが焦点となるだろう。特に、明日に控えるFOMCへの思惑による上昇と見られるため、結果次第では上下のどちらにも大きく動く可能性がある。
本日は、15時に英・失業率、21時15分に加・住宅着工件数、英・ベイリーBOE総裁の発言、21時半に米・小売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、米・生産者物価指数、22時15分に米・鉱工業生産、翌7時半にNZ・第1四半期経常収支、翌9時に豪・ロウRBA総裁の発言、翌11時に中・鉱工業生産、中・小売売上高、中・固定資産投資が予定されている。ロンドン時間帯・NY時間帯、また翌朝にも各国の重要経済指標や要人発言が多く予定されているため、各通貨ペアの強弱を静観しつつ、FOMCを控えての米ドルの方向性に注目したい。
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