前日からの米ドル全面安の流れが継続か

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前日からの米ドル全面安の流れが継続か

前日からの米ドル全面安の流れが継続か

前日からの米ドル全面安の流れが継続か
相場レポート

2021.04.09

2021.04.09

本日のポイント

  1. カナダの失業率

  2. 米国の生産者物価指数

前日のNY市場は、株高・金利安・原油高のリスクオン基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。米ドル全面安となったことで、米ドル/円は直近サポートラインの109.500を下抜けて109.000付近まで下落している。また、最近では米ドル売り・円売り(米ドル買い・円買い)の相殺関係によって、米ドル/円は方向感に欠ける展開となっていたが、前日は米ドル全面安の中で円買い優勢となり、下落幅を拡大させる結果となった。

テクニカル的に見ると、前日安値の109.000付近を下抜けた場合は108円台後半への一段安に、直近レジスタンスラインの109.900付近を上抜けた場合は110円台前半への一段高になりやすい状況だ。現在は109円台前半で軟調に推移していることから、109.000の節目ブレイクによる一段安が想定される。一方で、米ドル買い意欲が根強いことから、中長期目線で見ると108円台後半では押し目買い優勢の展開となるだろう。

本日は、21時半に加・失業率、加・雇用ネット変化、米・生産者物価指数が予定されている。カナダと米国の経済指標の結果を静観しつつ、週末クローズに向けた値動きに注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。