2021.02.10
2021.02.10
ベイリーBOE総裁の発言
パウエルFRB議長
前日のNY市場は、株横ばい・金利安・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。円買い・米ドル全面安になったことでクロス円は軟調に推移しており、米ドル/円は105円台前半から104.500付近まで下落する結果となった。テクニカル的に見ると、104.500を下抜けると一段安になりやすい状況ではあるものの、104円台前半は押し目買い意欲が強いラインとなっている。日足のチャネルライン内で推移しているため、104.300~105.300のレンジが継続する流れとなるだろう。
また、本日の日本時間の深夜にパウエルFRB議長の発言が控えているため、先週末の雇用統計の結果を踏まえた内容や、追加経済対策について言及があるかに注目したい。現在の市場の焦点は、バイデン大統領が提案する1.9兆ドル規模の景気刺激策が実現するかであり、完全雇用が展望できる場合は、財政資金の投入が終了する可能性がある。そのため、金融引き締めによるインフレ対策となり、米ドルの方向性に不透明感がある状況だ。
本日は、22時半に米・消費者物価指数、24時半に米・週間原油在庫、26時に英・ベイリーBOE総裁の発言、27時に米・10年債入札、28時に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。英ポンドは新型コロナウィルスのワクチン供給による早期経済回復への期待感で高値を更新しているため、ベイリーBOE総裁の英ポンド高への言及があるかを静観しつつ、パウエルFRB議長発言後の米ドルの値動きに注目したい。
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