2021.01.05
2021.01.05
ISM製造業景況指数
米ドルの方向性に注目
前日のNY市場は、株安・金利安・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル買い・円買いの流れが継続。米ドル/円は一時102.800付近まで下落したものの、102円台後半では押し目買い優勢となり、103円台前半でクローズする結果となった。テクニカル的にみると、103円台後半では戻り売り、102円台後半では押し目買いが入りやすいため、102.800~103.800のレンジ内での推移が想定される。
また、米ドル/円の1月の月足は陰線になりやすい傾向にあるため、1月の始値103.066を挟んでの思惑による値動きに警戒したい。とくに、本日は米国の上院議員選挙の決選投票が予定されており、この結果次第で共和党が上院で過半数を取れるかが決まるため、注目度が高い指標となるだろう。新たな材料待ちの状況であることから、レンジブレイクのきっかけになりそうな重要経済指標や政策等に注目したい。
本日は、24時に米・ISM製造業景況指数、29時45分に米・エバンス:シカゴ連銀総裁の発言、ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、翌10時45分に中・財新サービス業PMIが予定されている。米国のISM製造業景況指数など、週末に控える雇用統計の先行指標結果を静観しながら、米ドルの方向性に注目したい。
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