2020.12.02
2020.12.02
パウエルFRB議長&ムニューシン財務長官の議会証言(下院金融委員会)
米国のADP全国雇用者数
前日のNY市場は、株高・金利高・原油安のリスクオン基調となり、米ドル売り・円売りの流れが加速。相殺関係により方向感がない米ドル/円は、104.200~104.500の狭いレンジ内で推移している状況だ。直近サポートラインの103.800付近を下抜けると一段安に、直近レジスタンスラインの104.500付近を上抜けると一段高となるため、週末に今年最後の雇用統計を控える中での米ドルの方向性に注目したい。
また、EUと英国の通商交渉の合意期待感が高まる中で米ドル安も合わさり、英ポンド/米ドルは節目の1.34000を上抜ける展開となり、今年の高値圏である1.35000台が射程圏内に入る水準で推移している。ユーロ/米ドルは節目の1.12000台を上抜けているため、上値を追う展開となるだろう。一方で、過熱感のある上昇との見方もあることから、一時的な調整による下落時には押し目買い優勢が想定されるため、株価変動を注視しつつ続伸・反転の勢いを静観したい。
本日は、22時15分に米・ADP全国雇用者数、23時に米・クオールズFRB副議長の発言、24時に米・パウエルFRB議長の議会証言(下院)、米・ムニューシン財務長官の議会証言(下院)、24時半に米・週間原油在庫、27時に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、28時に米・ベージュブック(地区連銀経済報告書)、翌9時半に豪・貿易収支、翌10時45分に中・財新サービス業PMIが予定されている。NY時間帯にかけて重要経済指標が連続しているため、指標発表による値動きに注意したい。
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