2020.11.26
2020.11.26
経済指標の発表が予定されていない
英ポンドの方向感に注目
前日のNY市場は、株安・原油高・金利安のリスクオフの展開となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。FOMC議事録公表への反応は限定的となり、米ドル/円の値動きは終始方向感がないまま、104.200~104.500付近の狭いレンジ内で推移する結果となった。
また、EUと英国の通商交渉に関して、ジョンソン英首相が「漁業権に対する立場は依然として変わらない、EUが受け入れない限り交渉の進展はない」と強気の発言しており、移行期間は延長しない姿勢を見せたことで、英ポンドが売られる展開に。一方で、部分合意や交渉期限の延長への期待感も根強く、下値では押し目買い優勢となり、直近の高値圏まで上昇する展開となった。
本日から米国は4連休入り(今日は感謝祭、明日はブラックフライデーによる祝日扱い)となるため、株式や債券市場は短縮取引となり、為替市場では経済指標の発表は予定されていない状況だ。感謝祭明けのセールは前年比で好調となりやすく、米金利の上昇につながるほか、分配金支払目的による日本株のレパトリが観測されることもある。つまり、感謝祭明けの週は「円安」になりやすい「特異週である」とのアノマリーもあるため、週末クローズに向けた思惑による値動きに警戒したい。
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