
2020.11.20
2020.11.20
ラガルドECB総裁の発言
APEC首脳会議
前日のNY市場は、株は高値圏を揉み合いながら、金利安・原油高のマチマチの基調となり、米ドル売り・円売りの流れが加速。米ドル/円は一時104.200付近まで上昇したものの、引けにかけては戻り売り優勢となり、103円台後半で軟調に推移する結果となった。テクニカル的にみると、直近サポートラインの103.800付近を下抜けると一段安になるため、週末にかけての米ドルの方向性に注目したい。
また、英国とEUの通商協議について23日に貿易合意を発表する可能性があるとの報道を受けて、英ポンドが買われる展開となった。一方で、交渉メンバーの一人がコロナ陽性反応となったことでビデオ形式の交渉継続となり、進捗の遅れが懸念されている状況だ。年末の合意に向けて交渉期間が限られているため、ポジティブ・ネガティブ双方のヘッドラインニュースに警戒したい。
本日は、16時に英・小売売上高、17時15分に欧・ラガルドECB総裁の発言、22時半に加・小売売上高、米・カプラン:ダラス連銀総裁の発言、27時半に米・ジョージ:カンザスシティ連銀総裁の発言が予定されている。また、本日にAPEC首脳会議、21~22日にG20首脳会議が控えている状況だ。週明けからの米ドル売りの流れが継続するか、週末クローズや土日のG20首脳会議に向けた巻き返し(米ドル買い)があるかを静観したい。
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