2020.10.15
2020.10.15
欧州理事会後の要人発言に注目
米ドル売り・円買いの流れが継続するか
前日のNY市場は、株安・金利安・原油高のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円買いの流れとなった。米ドル/円は105.000~105.500の狭いレンジ内の推移となり、11月3日(火)の米大統領選挙に向けて方向感に欠ける展開が予想される。一方で、最近は米ドルと円の方向性が同じため、相殺関係になる展開が多かったが、米ドル売り・円買い優勢となったことで、105.000の節目をブレイクする値動きに注目したい。
また本日がEUと英国の通商協議の期限であり、英ポンドはヘッドラインニュースによる200pipsほどの急変動となった。通商協議が難航しているとの報道により、英ポンド/米ドルは1.28500付近まで下落したものの、その後「通商協議を延長する可能性」が報じられたことにより、1.30500付近まで急上昇。ショートカバーも相まって、直近高値を超える勢いで上昇しているが、見通しの不透明感は変わらない状況だ。ネガティブ・ポジティブな要人発言により、レートが乱高下しやすいため、本日から明日にかけて行われる、EU首脳陣の欧州理事会の行方に注目したい。
本日は、21時半に米・新規失業保険申請件数、米・NY連銀製造業景況指数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、24時に米・週間原油在庫、米・カプラン:ダラス連銀総裁の発言、米・クオールズFRB副議長の発言が予定されている。米指標の結果を注視しながら、英ポンド関連のヘッドラインニュースよる急変動に警戒したい。
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