2020.07.08
2020.07.16
前日のNY市場は、終盤にかけて米株の戻り売りが加速することで米ドル買いの動きが見られたものの、方向感に欠ける展開で107.500~107.800の狭いレンジ内での推移となった。
最近の米ドル/円は、リスクオンでは米ドル売り・円売りになりやすい。さらに、米中の景気回復への期待感による株高の流れでは、金利低下による米ドル売りが加わるため、円安よりも米ドル安が優勢となり、米ドル/円は下落基調になりやすい傾向がある。
また英ポンドがショートカバーにより、直近レジスタンスラインを上抜けたことで独歩高となった。英ポンド/米ドルは、1.25200付近を上抜けて1.25ドル台後半で推移、英ポンド/円は134.500付近を上抜けて135円台前半で推移している。これは、ポジティブな材料による上昇ではなく、直近レジスタンスラインを狙ったショートカバーにより、ストップを引っかけて一段高となった可能性がある。EU離脱交渉の進展を静観しながら、週末にかけて英ポンド高がどこまで継続するのかを注視したい。
本日は注目度の高い経済指標の発表はないため、コロナ第2波の影響や米中対立、EU離脱交渉に関するヘッドラインニュースに注意しながら、米ドルをメインに、通貨強弱の持続性や方向性を見極める必要がありそうだ。
最近のレポート 記事一覧
2025.05.30
NEW
米・個人消費支出と米ドル売りの動きに警戒
米・個人消費支出と米ドル売りの動きに警戒
2025.05.29
NEW
トランプ関税差し止めを受けたリスクオンの動きに注目
トランプ関税差し止めを受けたリスクオンの動きに注目
2025.05.28
NEW
米・FOMC議事録と要人発言に注目
米・FOMC議事録と要人発言に注目
2025.05.27
NEW
休場明けの海外勢の動向を注視
休場明けの海外勢の動向を注視
2025.05.26
NEW
英米不在の中、リスクオンの地合いが継続か
英米不在の中、リスクオンの地合いが継続か
2025.05.23
NEW
米トリプル安の再燃に警戒
米トリプル安の再燃に警戒
2025.05.22
欧米各国の重要指標と要人発言に注目
欧米各国の重要指標と要人発言に注目
2025.05.21
中東地政学リスクと米ドル売り圧力に警戒
中東地政学リスクと米ドル売り圧力に警戒
2025.05.20
円買い優勢の動きが継続か
円買い優勢の動きが継続か
2025.05.19
米露首脳会談での停戦協議に注目
米露首脳会談での停戦協議に注目