リスク選好の米ドル安の流れが継続するか

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リスク選好の米ドル安の流れが継続するか

リスク選好の米ドル安の流れが継続するか

リスク選好の米ドル安の流れが継続するか
相場レポート

2020.07.09

2020.07.16

前日のNY市場は、ナスダックの史上最高値更新をうけ、米ドル売り・円売りの流れが加速。米ドル/円はNYオプションカットの絡みもあり、107円台中盤の膠着相場が続いていたが、リスクオフの米ドル売りに、株価上昇による債権利回り低下の米ドル売りが加わることで、下値を試す展開となった。

本日の東京市場では、米ドル安の流れを引き継ぐ形で、107円台前半で軟調に推移しており、107円のキリ番を下抜けるか、直近サポートの106.800付近をブレイクする動きがあるかに注目が集まっている。

また英・スナック財務相が「最大300億ポンド(約4兆500億円)規模の景気支援策」を発表したことで、英ポンドが買われる展開となった。これは、不動産購入や外食時の減税、雇用を維持した企業への報奨金をメインとする内容であり、英国の景気回復への期待感が高まる結果となった。

本日は、21時半の米・新規失業保険申請件数が予定されている。早期の経済回復への期待感が高まればリスク選好の米ドル売りが強まり、サプライズがあればリスクオフと価格調整の米ドル買いが予想される。本日もNYオプションカット絡みで107.500に引っ張られる可能性があるため、オプション消化後の米ドルの方向感に注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。