
2020.06.26
2020.07.16
前日のNY市場は、リスクオフによる米ドル買いの流れが加速し、米ドル/円は107.500付近まで上昇。コロナウィルス第2波への懸念から、米株が調整に入った可能性があるため、米ドル/円は底堅い動きとなりそうだ。ただし、リスク回避の円高も想定されるため、株価調整に合わせて、一巡後の円買いにも注視したい。
一方で、周辺市場では「リスクオン」による「株高・金利高・原油高」の流れとなっている。またECBの追加緩和の動きや、米国とEUの通商摩擦の影響でユーロが売られる展開となった。トランプ政権は、欧州諸国に対しても通商や防衛で圧力をかけており、リスクオフを加速される結果となった。これらは資産の現金化による米ドル買い要因になりやすいが、同時にリスクオフによる円買いも想定されるため、米ドル/円は方向感のないレンジ内(106.700~107.500付近)での推移が続くだろう。
本日は、21時半に米・個人所得&個人支出とPCEデフレーター、23時に米・ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)の発表予定だが、材料に欠ける展開が予想される。週末クローズに向けた値動きと合わせて、コロナウィルス第2波への懸念や経済回復への期待感、またヘッドラインニュースなど、新たな材料による突発的な値動きに注意したい。
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