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地政学リスクに警戒か

地政学リスクに警戒か

地政学リスクに警戒か
相場レポート

2020.06.17

2020.07.16

中国とインドの国境付近で軍事衝突があり、インド側に20人の死傷者が出たとの報道があった。ただし、これは武器を使用した軍事衝突ではなく、国境警備担当者による投石や殴り合いレベルの小競り合いとの報道もあり、国家間の緊張レベルではないとの見方もある。また北朝鮮が、脱北者を批判するビラの報復として、南北連絡事務所を爆破したことにより、韓国との関係悪化が予想され、一段と緊張感が高まる展開となっている。

今週は、3日連続で東京市場OPEN直後に米ドル/円が下落。早期景気回復や前日の米・小売売上高が過去最大の伸びを記録したことから、前日のNY時間帯では上値を追う展開も見られたが、リスクオフ要因が市場のセンチメントを悪化させる結果となった。地政学リスクの事態収束や改善の見通しがみられないうちは、107.000~107.600の狭いレンジ内での推移となりそうだ。

市場全体では、リスクオンによる株高・金利高・原油高の流れが続く一方で、リスクオフによる円買い・ドル買いの展開も先週から続いている状況だ。本日は、15時に英・消費者物価指数、21時半に加・消費者物価指数、25時に米・パウエルFRB議長の議会証言(2日目)が予定されている。ヘッドラインニュースや株価の推移を静観しながら、地政学リスクによる神経質な値動きに注意したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。