2020.06.16
2020.07.16
前日は朝方7時過ぎに日通し高値(107.570)を付け、先週金曜日のNY高値を更新したものの伸びきれず、日経平均の急落を受け一転下落。一方、107.000の節目ラインは堅くサポートされており、107.000~107.500のレンジ内で推移する結果となった。市場全体では、米株価の上昇や、FRBの社債買い入れ開始を背景にリスク選好度が高まり、リスクオンムードによる米ドル売り・円売りの流れとなっている。
本日は、15時に英・失業率が、15時半に黒田日銀総裁の記者会見、21時半に米・小売売上高、23時にパウエルFRB議長の議会証言など、重要な経済指標が多く予定されている。この中でも注目したいのは、パウエルFRB議長の議会証言だ。これは半期に一度のものであり、先週のFOMCで示した「慎重姿勢=弱気」による米株価暴落を受けているだけに、それを挽回するための強気姿勢を見せるかに、市場参加者の注目が集まっている。
また議会証言の開始時刻は23時となっているが、テキスト(原稿)は1~2時間前に公表されるケースが多くある。そのため、議会証言に向けた思惑やテキスト公表による相場への影響など、21時以降の急変動に注意しつつ、米ドル/円(107.000~107.500)の短期的なレンジボックスをブレイクするきっかけとなるかに注目したい。
最近のレポート 記事一覧
2025.02.21
NEW
欧・製造業/サービス業PMIとユーロの反応を注視
欧・製造業/サービス業PMIとユーロの反応を注視
2025.02.20
NEW
地政学リスクと外交摩擦に警戒
地政学リスクと外交摩擦に警戒
2025.02.19
NEW
米・FOMC議事録と米ドルの動向に注目
米・FOMC議事録と米ドルの動向に注目
2025.02.18
NEW
英・雇用統計とベイリーBOE総裁の発言に注目
英・雇用統計とベイリーBOE総裁の発言に注目
2025.02.17
NEW
欧米各国の要人発言と欧州緊急首脳会議に警戒
欧米各国の要人発言と欧州緊急首脳会議に警戒
2025.02.14
ミュンヘン安全保障会議での停戦交渉協議に注目
ミュンヘン安全保障会議での停戦交渉協議に注目
2025.02.13
米・生産者物価指数とリスク後退の米ドル安に注目
米・生産者物価指数とリスク後退の米ドル安に注目
2025.02.12
米・消費者物価指数とパウエルFRB議長の議会証言に注目
米・消費者物価指数とパウエルFRB議長の議会証言に注目
2025.02.11
米・パウエルFRB議長の議会証言に注目か
米・パウエルFRB議長の議会証言に注目か
2025.02.10
米・トランプ大統領の関税政策に警戒
米・トランプ大統領の関税政策に警戒