
2026.04.29
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2026.04.29
独・消費者物価指数【速報値】(日本時間21時00分)
加・BOC政策金利(日本時間22時45分)
米・FOMC政策金利(日本時間27時00分)
本日の東京時間は、昭和の日の祝日により東証が休場。前日、植田日銀総裁が「6月よりもう少し先のデータで物価上昇が現れる可能性がある」と述べたことで日銀の早期利上げ期待が後退。ドル円(USDJPY)はNY市場で一時159.79円まで上昇した流れを引き継ぎ、159円台後半で底堅く推移。原油先物が中東情勢の不透明感から100ドル台に再浮上すると、159.70付近に値を上げる動きを見せたが、前日高値を上抜ける勢いは見られず、節目の160円を前に上値の重さが意識される展開となった。2年前の2024年4月29日には、ドル円が160円台まで上昇した後に本邦通貨当局が過去最大規模の覆面介入を実施した経緯もあり、市場参加者の間で強い警戒感が共有されている。片山財務相は介入について「フリーハンドがある」と発言しており、ドル円が160円に接近した局面では当局の実弾介入に細心の注意を要する。本日、欧州時間(日本時間16時〜)以降は、21時にドイツの4月消費者物価指数(CPI)速報値が予定されており、中東情勢に伴うエネルギー高を反映し前月比でさらに上振れる場合はユーロ買い・ドル売りへの波及が想定される。22時45分にはカナダBOC政策金利。市場は全会一致で2.25%への据え置きを予想しているが、声明文の内容次第ではカナダドルが動く可能性がある。日本時間27時00分には米・FOMC政策金利が発表。27時30分に行われるパウエルFRB議長の記者会見は、今回が事実上パウエル氏にとって最後の記者会見となる可能性があり、次期ウォーシュ議長体制への移行期待と今後の政策スタンスに市場の関心が集中することが予想される。ウォーシュ氏の上院公聴会での承認採決も本日予定されており、この結果がFRBの政策スタンスを巡る思惑を動かしうるのか、マーケットの反応を注意深く見守りたい。また米株引け後(日本時間29時)にはマイクロソフト・メタ・アルファベット・アマゾンの4社の決算発表が控えており、前日のOpenAIショックで揺れたAI・半導体株が反発できるかが焦点だ。ドル円の上値は介入リスクが重しとなる一方、FOMC後の声明文トーン次第では160円突破のシナリオも排除できず、神経質な展開が続く可能性も想定しておきたい。
日本時間21時00分に4月のドイツ消費者物価指数(CPI)【速報値】が発表される。CPIは、ドイツ国内の消費者が購入する商品やサービスの価格変動を測定した指標。ドイツのインフレ率の動向を把握する上で最も重要な指標であり、欧州中央銀行(ECB)の金融政策の方向性を探るうえで注目される。市場予想は前月比+0.4%前後(前年比+2.9〜3.0%程度)、前回(3月)の結果は前月比+1.1%、前年比+2.7%であった。3月の数値はイラン戦争の勃発に伴いエネルギー価格が急上昇したことが主要因で、特にガソリンや灯油の価格が消費者向けに大幅に上昇した。4月も原油高は継続しており、エネルギー価格の押し上げ効果が残存する中、前年比でさらに上振れるリスクが意識される。結果がコンセンサスを上回った場合、ユーロ買いに傾く可能性に注意したい。
日本時間22時45分にカナダ銀行(BOC)の政策金利が発表される。今回は現行水準での据え置き(2.25%)が予想される。昨年12月と今年1月、そして3月会合に続いて4会合連続の据え置きとなる見込み。3月のBOCはカナダと世界経済が米国の関税と中東紛争の双方から鋭い不確実性に直面していると指摘。物価と成長のトレードオフが続く中、今回同時発表となる四半期金融政策報告(MPR)での2026年の成長・インフレ見通しの修正幅と、マックレム総裁の記者会見での発言に注目が集まる。
日本時間27時00分に米国のFOMC政策金利が発表される。今回の予想は現行水準の据え置き(3.50〜3.75%)。今年1月と3月に続き、3会合連続での据え置きとなる見込み。3月のCPIは前年比3.3%と2024年5月以来の高水準に達しており、イラン戦争によるエネルギー価格高騰がインフレを押し上げている。27時30分から行われる記者会見はパウエル議長にとって事実上最後の記者会見となる可能性があり、後任のウォーシュ新議長体制への移行期待とFRBの今後のスタンスに市場の関心が集中する。声明文で利上げの可能性に言及するかが最大の焦点だ。
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