
2026.03.24
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2026.03.24
欧米・製造業PMI/サービス業PMI【速報値】(日本時間17時15分~)
欧・要人発言(日本時間19時00分~)
スイス・シュレーゲルSNB総裁の発言(日本時間26時00分)
東京時間では、前日の海外時間で急落した米ドルに買い戻しが入り、再び有事の米ドル買いが意識される相場となった。トランプ米大統領は昨日、イランのエネルギー施設への攻撃を5日間延期することを発表。また、イランとの協議に一定の進展があったことを示唆し、リスク回避の後退で大幅な米ドル安となった。前日の米ドル/円(USDJPY)は欧州時間から売りが強まり、NY時間にかけて159.60円台から一時158.00円まで大幅下落。本日の東京時間では原油価格がじり高で推移したことが米ドル買いを誘い、158.70円台まで買い戻された。米ドルが主要通貨に対して全面高となった動きから、ドルストレートは軒並み米ドル高方向へ推移。オセアニア通貨は売りが進み、対円や対米ドルで下げ幅を広げた。金(GOLD)は朝方に4,400ドルを回復したが、東京勢参入後は売りが加速して一時4,307ドルまで下押し。一旦は下げ止まりの状況だが、戻りは鈍く、じりじりと高値を切り下げる動きが続いている。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比+1.43%と3営業日ぶりに反発。中東情勢への警戒感が和らいだことを背景に、序盤から前日比1,100円超の急反発で開始。徐々に上げ幅を縮小する動きとなったものの、プラス圏を維持して取引を終えた。本日は欧米各国の経済指標の結果を確認しつつ、引き続き中東情勢に警戒する展開が予想される。週明けに急速に高まったリスク警戒感はやや緩和されたものの、トランプ米大統領の発言とは異なりイラン側は徹底抗戦の構えを崩していないため、不安定な状況が続いていることを念頭に置いてトレードに挑みたい。
本日は欧米各国から3月の製造業PMI/サービス業PMIと総合PMIの速報値が発表される。欧州時間序盤は、日本時間17時15分にフランス、日本時間17時30分にドイツ、日本時間18時00分にユーロ圏、日本時間18時30分に英国が続けて発表予定。NY時間では、日本時間22時45分に米国の発表が予定されている。製造業PMIとサービス業PMIは、各国の製造業とサービス業の購買担当者を対象に景況感を調査し、結果を指数で示した指標。指数が景況感の分かれ目となる50を上回ると景気拡大、指数が50を下回ると景気後退と判断される。今回は、いずれの国・地域においても製造業PMIとサービス業PMIがともに前回2月から低下する見込み。速報値の発表は市場注目度が高いため、予想と結果の乖離が大きい場合は関連通貨の値動きが活発になる可能性があることに注意したい。
本日は欧州時j間序盤から欧州中央銀行(ECB)関係者の発言が数多く予定されている。日本時間19時00分にコッハー・オーストリア中銀総裁、日本時間21時00分にスレイペン・オランダ中銀総裁、日本時間22時30分にチポローネECB理事、日本時間24時45分にチーフエコノミストのレーン専務理事が発言予定。3月会合を通過し、先週からECB関係者の発言が相次いでいるが、インフレリスクへの警戒感から利上げの可能性を示唆する見解が多く見受けられる。タカ派メンバーのナーゲル独連銀総裁は、物価上昇圧力が強まるようであれば4月会合での利上げが必要になる可能性について言及。また、ハト派メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は、利下げの可能性は排除できないとしつつも利上げの可能性の方が高いとの見方を示した。引き続きECBメンバーからタカ派的な発言が出た場合、ユーロ圏の早期利上げ期待が高まり、市場はユーロ買いで反応する可能性があることに注目したい。
日本時間26時00分に、スイス国立銀行(SNB)のシュレーゲル総裁が金融政策に関する講演に出席する。3月19日に開催された金融政策決定会合の内容を踏まえ、スイスの今後の金融政策の見通しについてどのような見解が示されるか確認したい。3月会合では、SNBは市場予想通り政策金利を0.00%(ゼロ金利)に据え置くことを決定。シュレーゲル総裁は地政学リスクの高まりによるスイスフラン高を為替介入で抑制する意向を述べ、エネルギー価格上昇に対する警戒感を示した。スイスフランは、年初から対ユーロでの上昇が特に目立っている。イラン情勢の悪化を受けて、ユーロ/スイスフラン(EURCHF)は今月に入り一時0.9000スイスフランを下回る水準まで下げ幅を拡大。対円や対米ドルでも上昇を続けているため、スイスの今後の経済見通しを探るうえでスイスフランの動向には注目したい。
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