米株メジャーSQに向けた大口の攻防に注目か

2026.03.20
2026.03.20
本日のポイント
独・生産者物価指数(日本時間16時00分)
加・小売売上高(日本時間21時30分)
米・メジャーSQ(日本時間22時30分)
東京時間では、前日のNY市場で急落した米ドル/円(USDJPY)とゴールド(GOLD)がリバウンド。春分の日の祝日により東証が休場となる中、ドル円は70pips超の値幅で上昇した。ゴールドも100ドル幅で値を戻し、普段の東京時間よりも活発な値動きとなった。連休を利用してデイトレに臨んだ国内組が押し目買いから参入した格好か。連日2,000円近い値幅で荒い動きを続けている日経平均(JP225)は、さすがに東証休場の影響からか、日中の動きはやや控えめ。500円幅のレンジで方向感なく推移した。WTI原油(OIL)も1バレル93ドル前後の小幅レンジの動きに終始。こちらは次なる材料待ちといったところか。欧州勢の参入により、ドル円、ゴールドに戻り売りの動きが発生するのか。本日のNY市場開始の寄付でメジャーSQ(トリプルウィッチング)を迎える米国株デリバティブ(オプション・先物)の動向にも注意したい。ヘッドラインニュースや不意の要人発言に注意しつつ、マーケットの流れを慎重に見極めて週末前のトレードに臨みたい。
1. 独・生産者物価指数(日本時間16時00分)
日本時間の16時00分に、2月の独・生産者物価指数(PPI)が発表される。今回は前月比0.2%(前回-0.6%)、前年比で-2.7%(前回-3.0%)の見込み。前回はエネルギー価格の大幅低下(11.8%の下落)を受けて、ドイツの生産者物価指数は市場予想(-2.1%)を上回るペースで減少。インフレ沈静化を反映する結果となった。今回は引き続きコストの低下が見込まれるが、次回以降はホルムズ海峡封鎖によるエネルギー価格の高騰が反映されることが予想される。直近でドルに対して下落基調が続くユーロの動きに変化が見られるのか。欧州序盤でのマーケットの反応を注視しつつ、トレードチャンスを捉えたい。
2. 加・小売売上高(日本時間22時30分)
日本時間22時30分に、カナダの1月小売売上高が発表される。小売売上高は、カナダ国内の小売業の売上を月毎に集計した指標。個人消費や消費者信頼感と関連性があり、カナダ国内の景気動向を把握する上で注目度が高い。市場予想は前月比+1.4%。変動が大きい自動車を除いたコア小売売上高は前月比+1.2%。前回12月の小売売上高は市場予想(-0.5%)を上回るペースで減少。前月比で-0.4%と、予想(-0.5%)よりは軽微な減少だったものの、クリスマス商戦期にもかかわらず減少傾向を示した点が懸念される。結果が市場予想を上回った場合はカナダドル買い、結果が市場予想を下回った場合はカナダドル売りの材料と判断されるため、指標発表後のカナダドルの動向に注目したい。
3. 米・メジャーSQ(日本時間22時30分)
日本時間22時30分、米国株式が3月のメジャーSQを迎える。米国株のメジャーSQは3月、6月、9月、12月の第3金曜日の朝、ニューヨーク証券取引所の寄付の株価を元に算出される。メジャーSQでは先物・オプション・個別株オプションの期限が重なり、機関投資家の大きな取引が集中するため出来高が増大。市場全体の変動率(ボラティリティ)が高まる傾向がある。中東情勢の悪化とエネルギー価格の高騰によるインフレ懸念から、米国株式の主要指数はいずれも上値の重い展開が続いている。そんな中で迎えるメジャーSQでは、いつも以上に市場参加者の思惑が交錯することが予想される。米株価指数の動きを注意深く見守り、マーケットの方向性をつかみたい。
最近のレポート 記事一覧
-
2026.10.28
NEW
AI株高が日経支援、ドル円は政策イベント待ち
AI株高が日経支援、ドル円は政策イベント待ち
-
2026.10.27
NEW
ドル円157円台後半、FOMC待ちの攻防
ドル円157円台後半、FOMC待ちの攻防
-
2026.10.26
NEW
ドル円膠着、日経平均は戻り鈍く
ドル円膠着、日経平均は戻り鈍く
-
2026.10.23
NEW
揺れるAI相場、欧米PMIが次の焦点
揺れるAI相場、欧米PMIが次の焦点
-
2026.10.22
NEW
円高・株安が進行、リスク回避姿勢強まる
円高・株安が進行、リスク回避姿勢強まる
-
2026.10.21
日経平均反発、ドル円は方向感欠く
日経平均反発、ドル円は方向感欠く
-
2026.10.20
ドル円158円台で神経戦、日経平均は大幅続落
ドル円158円台で神経戦、日経平均は大幅続落
-
2026.10.19
米株安が波及、円相場は膠着
米株安が波及、円相場は膠着
-
2026.10.16
株価反発も警戒続く、焦点は米金利
株価反発も警戒続く、焦点は米金利
-
2026.10.15
AIショック再燃、ドル円159円の攻防
AIショック再燃、ドル円159円の攻防
