
2026.03.19
2026.03.19
スイス・SNB政策金利(日本時間17時30分)
英・BOE政策金利(日本時間21時00分)
欧・ECB政策金利(日本時間22時15分)
東京時間では、日銀の政策金利発表が大きなサプライズなく通過したことや、前日の急速な米ドル買いに対する調整で、米ドル売り・円買いの地合いとなった。正午前に発表された日銀の政策金利は、市場予想通り0.75%の据え置きが決定し、追加利上げを見送り。タカ派メンバーの高田日銀審議委員のみが前回同様に1.00%への利上げを支持して反対票を投じたが、声明文にも目新しい内容がなかったことから、市場の反応は薄かった。前日の米ドル/円(USDJPY)は、「有事の米ドル買い」や米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエルFRB議長のタカ派姿勢を受けて159.90円付近まで急伸したが、160円手前では介入警戒感も強く、東京時間に入ると反落。ただ、15時30分からの植田日銀総裁の記者会見で早期利上げ期待が後退すると、再び上値を試す可能性があることに注意したい。金(GOLD)は前日の海外時間に200ドル近い値幅で急落し、本日は小幅に反発。原油価格の高騰や米長期金利の上昇が重しとなっており、さらに安値を更新することになるか注目される。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比-3.38%と大幅反落。米株安の流れを引き継ぎ、寄り付き後から幅広い銘柄で売りが先行。2日ぶりに5万4,000円を下回り、引けまで軟調地合いが続いた。本日はスイス・英国・ユーロ圏など欧州各国の政策金利発表が予定されている。また、米ワシントンで現地時間19日に日米首脳会談が開かれる予定となっているため、市場に材料視されるような発言が伝わる可能性も想定しておきたい。
日本時間17時30分に、スイス国立銀行(SNB)が政策金利を発表する。2026年第1回目となる今回の会合では、昨年12月会合に引き続き、政策金利を0.00%(ゼロ金利)に据え置く見込み。SNBは昨年6月からゼロ金利を維持しており、根強いスイスフラン高と低インフレの抑制が課題となっている。今月2日には、中東情勢の悪化を背景にスイスフランが対ユーロで10年超ぶりの高値を更新したことを受け、SNBが介入姿勢を強める意向を述べた声明文を公表。デフレ抑制のためにマイナス金利導入に踏み切る可能性は現状高くないとみられているが、介入が強化される可能性は考えられる。声明文やシュレーゲルSNB総裁の記者会見の内容から、SNBの今後の政策見通しを確認したい。
日本時間21時00分に、イングランド銀行(BOE)が政策金利を発表する。今回の会合では、政策金利を3.75%で据え置くことが確実とみられており、市場の注目はBOEが年内に利上げに踏み切る可能性があるのかという点に集まっている。前回2月会合では、ベイリー総裁が利下げの可能性について言及したことで市場の利下げ期待が高まっていたが、イラン情勢の悪化を受けて見通しが一変。エネルギー価格の高騰で物価上昇リスクが高まるとの見方から、利下げ期待が後退し、早期利上げ期待が高まる状況となった。声明文やベイリー総裁の記者会見でインフレリスクや利上げについての具体的な言及がなければ無風通過の可能性があるが、昨年からハト派メンバーとタカ派メンバーで意見が割れる状態が続いているため、各メンバーの投票行動についても確認しておきたい。
日本時間22時15分に、欧州中央銀行(ECB)が政策金利を発表する。今回の会合では、政策金利を2.15%に据え置くことが確実視されており、声明文やラガルド総裁の記者会見で年内の利上げについて言及されるかが焦点となる。ECBの次の一手が利上げか利下げのどちらになるのかが注目されていたが、中東情勢悪化によるエネルギー価格高騰が欧州のインフレリスクを急速に高めており、市場では年内2回の利上げが織り込まれた。ただ、インフレリスクとともに景気後退への懸念も高まっているため、利上げの判断には慎重になる可能性が考えられる。金利据え置きへの反応は限定的となりそうだが、声明文やラガルド総裁の記者会見で利上げ期待が高まった場合、ユーロが神経質に反応する可能性があることを想定しておきたい。
最近のレポート 記事一覧
2026.04.08
NEW
停戦合意で米ドル安・株高が加速
停戦合意で米ドル安・株高が加速
2026.04.07
NEW
イラン攻撃期限を控え様子見姿勢が強まるか
イラン攻撃期限を控え様子見姿勢が強まるか
2026.04.06
NEW
イラン情勢を巡るトランプ米大統領の記者会見に警戒
イラン情勢を巡るトランプ米大統領の記者会見に警戒
2026.04.03
NEW
欧米不在での米雇用統計発表に注意
欧米不在での米雇用統計発表に注意
2026.04.02
NEW
トランプ米大統領の演説で有事の米ドル買い再燃
トランプ米大統領の演説で有事の米ドル買い再燃
2026.04.01
NEW
米・ISMや小売売上高など複数の重要指標に注目
米・ISMや小売売上高など複数の重要指標に注目
2026.03.31
米・消費者信頼感指数とJOLTS求人件数に注目
米・消費者信頼感指数とJOLTS求人件数に注目
2026.03.30
中東地政学リスクの高まりと週明けの海外勢の動向を注視
中東地政学リスクの高まりと週明けの海外勢の動向を注視
2026.03.27
イラン情勢を巡る不安定な動きに注意
イラン情勢を巡る不安定な動きに注意
2026.03.26
中東情勢の不透明感から動きにくい展開か
中東情勢の不透明感から動きにくい展開か