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ラガルドECB総裁から踏み込んだ発言が聞かれるのか注目

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ラガルドECB総裁から踏み込んだ発言が聞かれるのか注目
相場レポート

2025.09.15

NEW

2025.09.15

本日のポイント

  1. 欧・貿易収支(日本時間18時00分)

  2. 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(日本時間21時30分)

  3. 欧・ラガルドECB総裁の発言(日本時間27時10分)

本日の東京市場は敬老の日の祝日により休場。米ドル/円(USDJPY)が147.50を挟んだ狭いレンジで様子見の動きを続ける一方、ビットコイン(BTCUSD)は朝から上下に荒い動きで先週高値11万6,600ドルの上抜けを伺う勢いを見せている。特段材料となるニュースは伝えられていないが、世界的な拡大を見せる暗号資産財務企業による旺盛な買い需要の現われか。先週12日に売り出しが予定されていた暗号資産ドージイコン(DOGEUSD)の米国初となる現物ETFは、18日に承認延期となったことで24時間で8.5%の急落。直近の1週間で上場期待から約33%もの急騰を見せていたところからの反落となった。数あるミームコインの中でも最上位(全仮想通貨中でも8位)の時価総額を誇るドージコインの急落を受け、他のミームコインも軒並み大きく売られる展開となっている。18日の上場承認に向けて格好の押し目買いとなるのか、あるいは仮想通貨の不安定性が改めて確認されることとなるのか、ミームコイン市場の動向を見守りたい。本日は21時30分に発表される米・ニューヨーク連銀製造業景気指数に注目。トランプ関税の影響と雇用市場の脆弱さによる利下げ期待がどこまで反映されるのか。水曜日にFOMCを控え、方向感のない値動きが予想されるドル円に突発的な動きが発生するのか、ボラティリティの拡大を期待したい。27時10分にはラガルドECB総裁の発言が予定されている。先週11日に政策金利の据え置きを決定したばかりの状況で、ラガルド総裁から今後の見通しを示唆する発言が聞かれるのか、ユーロの動きを注視してトレードチャンスを捉えたい。

1. 欧・貿易収支(日本時間18時00分)

日本時間18時00分に、7月の欧州・貿易収支が発表される。貿易収支は、財の輸出額と輸入額の差額(輸出額から輸入額を引いた額)を測定する指標である。前回6月の貿易収支は季節調整前で70億ユーロの黒字。季節調整済みで28億ユーロの黒字。予想の147億ユーロから大きく下振れし、5月の162億ユーロからも黒字幅が大きく縮小した。輸入の伸びが輸出を上回り、黒字幅は縮小。米ドルの信用低下との逆相関で上昇基調を続けるユーロ(EURUSD)の動きを注意深く見守りたい。

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2. ニューヨーク連銀製造業景気指数(日本時間21時30分)

日本時間21時30分に、9月のニューヨーク連銀製造業景気指数が発表される。ニューヨーク連銀製造業景気指数は、ニューヨーク連銀の管轄区内の製造業約200社を対象に景況感を調査した指標。景況感の分岐点をゼロとし、プラスになれば好況、マイナスになれば不況と判断される。市場予想は3.0。9か月ぶりの高い数値を記録した前回8月の11.9からはやや低下するものの、好・不調の分かれ目となる0を上回ることが予想される。雇用市場の弱さから利下げ期待が進む中、ニューヨーク地区の製造業にも利下げによる経済効果が反映されるのか。トランプ関税による景況感悪化は依然強く懸念される。指標に対するマーケットの反応を注意深く見守りたい。

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3. 欧・ラガルドECB総裁の発言(日本時間27時10分)

日本時間27時10分には、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の発言が予定されている。ラガルド総裁は先週11日(木曜日)、ECB政策金利発表後に行われた記者会見で引き続きハト派でもタカ派でもなく、中立的な立場にあることを強調。インフレについては「ディスインフレのプロセスは終わった。 われわれは引き続き良好な状況にあるが、事前に決められた道筋を進んでいるわけではない。良好な状況を維持するために、会合ごとに状況を検証していく」とした。経済見通しについては、「関税引き上げ、ユーロ高、世界的な競争激化で、年内は経済成長が抑制され続けると予想される。ただ、こうした逆風による成長への影響は来年には薄れていくとみられる」と述べるにとどまった。ラガルド総裁からより踏み込んだ発言が聞かれるのか、注目したい。

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アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。