欧・ラガルドECB総裁の発言に注意

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欧・ラガルドECB総裁の発言に注意

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相場レポート

2025.01.27

NEW

2025.01.27

本日のポイント

  1. 欧・ラガルドECB総裁の発言(日本時間17時10分)

  2. 独・IFO景況指数(日本時間18時00分)

  3. 米・新築住宅販売件数(日本時間24時00分)

東京時間では、一時リスク回避の円買いが広がった。朝方にトランプ大統領がコロンビアに対して25%の関税を課すと発表したことを受け、世界的な貿易摩擦への懸念からリスク回避の円買いが加速。米ドル/円(USDJPY)やクロス円は揃って大幅に値を下げ、円全面高の展開となった。しかし、その後はコロンビアが不法移民に関するホワイトハウスの条件を受け入れると発表したことで、一転して円売りが加速。米ドル/円(USDJPY)は午前に付けた安値155.300円付近から156.240円付近まで約1円近く値を上げる展開となった。ユーロ/米ドル(EURUSD)はじり安。米ドル買いが先行したことで小安く推移するも、下値は限定的な動きを見せた。ビットコイン(BTCUSD)は大幅下落。先週から10万5,000ドル付近で横ばい推移していたものの、東京時間で売りが加速し10万ドルを割り込む動きとなった。心理的節目の10万ドルを割り込んだことで、もう一段売りが加速する可能性があることに警戒しておきたい。株式市場では、日経株価(JP225)は前週末比-0.92%で続落。寄り付き後は買い優勢で4万円台に乗せるも、買い一巡後は売りに押されて下落。買いに繋がる材料が見当たらない中、勢いを取り戻すことなく大引けを迎えた。本日は欧州の要人発言や欧米の経済指標が複数予定されている。欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表を控え、ブラックアウト期間入り前のラガルド総裁の発言に注目したい。

1. 欧・ラガルドECB総裁の発言(日本時間17時10分)

日本時間17時10分に、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がイベントに出席する。ラガルド総裁は先週出席した講演で、緩やかな利下げ継続に前向きな姿勢を示した。ECBは2024年に4回の利下げを実施しており、短期金融市場では年内さらに4回の追加利下げをすでに織り込んだ状況。大幅利下げについては慎重な姿勢を示しているものの、利下げを継続するとの見方が強い。先週の為替市場では、ECBの利下げペースが緩やかになる可能性があるとの見解が広まり、ユーロは対ドルと対円で上昇する場面が見られた。しかし、米国のトランプ政権への期待や日銀の利上げ期待から米ドルや円の底堅い動きが予想されるため、引き続きユーロの地合いの弱さに警戒しておきたい。ECBの政策金利発表は今週30日(木)に予定されている。

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2. 独・IFO景況指数(日本時間18時00分)

日本時間18時00分に、ドイツの1月IFO景況指数が発表される。IFO景況指数は、ドイツのIFO経済研究所がドイツ国内の製造業・建設業・卸売業・小売業などを対象に景況感のアンケート調査を実施し、指数化した指標。現況と6ヵ月後の景況感についてそれぞれ評価し、総合指数が算出される。今回の市場予想は、前回と同水準の84.7となる見込み。先週発表されたドイツの1月製造業PMIが予想を上回ったことで、指標発表後はユーロ買いで反応した。本日のIFO景況指数が予想を上回れば、ユーロ/米ドル(EURUSD)やユーロ/円(EURJPY)で買いが広がる可能性があることを想定しておきたい。

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3. 米・新築住宅販売件数(日本時間24時00分)

日本時間24時00分に、米国の12月新築住宅販売件数が発表される。新築住宅販売件数は、米国内で1か月に販売された新築住宅戸数を測定した指標。米商務省センサス局が地域別に販売件数や販売価格などを調査し、公表する。今回の市場予想は、前回の66.4万件を上回る67.0万件となる見込み。住宅市場は個人消費や景気動向に大きな影響を与えるため、中古住宅販売件数とともに注目度が高い。また、新築住宅販売件数は中古住宅販売件数よりも先行性があるため、米国の景気情勢を把握するため月ごとの変動を確認しておきたい。

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アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。