2024.12.30
2024.12.30
米・シカゴ購買部協会景気指数(日本時間23時45分)
米・中古住宅販売保留(日本時間24時00分)
米・ダラス連銀製造業活動指数(日本時間24時30分)
東京時間では、オセアニア通貨が堅調推移。市場開始後から継続的に買いが入り、豪ドル/円(AUDJPY)は98.730円台、NZドル/円(NZDJPY)は89.430円台まで上値を伸ばした。米ドル/円(USDJPY)も買い優勢。仲値にかけて急伸した後は上げ幅を解消する勢いで下落に転じるも、円売りが加速したことで再び上昇し、一時158円台を上回った。金(GOLD)は先週末のNY市場終値付近の2,623ドル前後で横ばい。ビットコイン(BTCUSD)も動意に欠ける動きが続き、9,300ドル台で小幅に推移した。株式市場では、日経株価(JP225)は前週末比-0.96%で反落。ダウ平均先物の時間外取引が軟調に推移したことや先週の上げ幅に対する反動で売り優勢となり、月末・年末の手仕舞い売りが加速する展開となった。東京株式市場は本日が年内最後の取引となり、明日から6連休入りとなる。為替市場は開場するものの、金融機関が休業となるため値動きが限定的となる可能性が高い。また、この後の海外市場でも目立った重要指標や要人発言が予定されていないため、地政学リスクや政局リスクなどの動向を見据えながら突発的な相場変動に警戒したい。
日本時間23時45分には、12月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が発表される。シカゴPMIは、シカゴ購買部協会がシカゴ地区(イリノイ州・アイオワ州・インディアナ州・ミシガン州・ウィスコンシン州)の製造業の景況感を調査し、指数化した指標。全米を対象とする米ISM製造業景気指数の前営業日に発表されるため、その先行指標として注目されている。指数が50を上回れば景気拡大、下回れば景気後退を示す。今回の市場予想は、前回の40.2を上回る42.8となる見込み。指標発表後の米ドルの動きを見極めてトレードチャンスを窺いたい。
日本時間24時00分には、11月の米・中古住宅販売保留が発表される。中古住宅販売保留は中古住宅販売成約指数とも呼ばれ、全米不動産業協会(NAR)が毎月公表する中古住宅の契約状況を示す指標。売買契約に署名済みであっても引き渡しが完了していない住宅数を集計しており、最終引き渡しが完了すると中古住宅販売件数として集計されるため、その先行指標として注目されている。今回の市場予想は、前月比で0.8%、前年比で7.9%が見込まれている。住宅関連指数は住宅ローン金利や雇用情勢の影響を受けやすく、米国内の景気全般に関連性が高いため、月ごとの変動を確認しておきたい。
日本時間24時30分には、ダラス連銀製造業活動指数が発表される。ダラス連銀製造業活動指数は、テキサス州の製造業の見通しを調査した指標。生産や雇用など複数の項目について調査し、結果を指数化して公表する。指数がプラスの場合は景況感の改善、マイナスの場合は景況感の悪化を示す。市場予想では、前回の-2.7から-3.0への減速が予想される。結果が予想を上回れば米ドル買い、下回れば米ドル売りの材料と判断されるため、予想と結果の乖離が大きい場合の米ドルの値動きに注意したい。
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