
2024.12.05
2024.12.05
英・建設業購買担当者景気指数(日本時間18時30分)
加・貿易収支(日本時間22時30分)
米・新規失業保険申請件数(日本時間22時30分)
東京時間では、円買いが加速。米ドル/円(USDJPY)は午前から徐々に上値を切り下げて推移し、米10年債利回りの上昇や日経株価(JP225)の伸びも後押しにならず限定的な値動きとなった。午後に入ると、ハト派で知られる中村日銀審議委員が「利上げに反対しているわけではない」と発言したことで本邦長期金利が上昇。市場は円買いで反応し、米ドル/円(USDJPY)やクロス円は大きく値を下げた。昨日のNY市場で買いが先行したビットコイン(BTCUSD)は、東京時間でも流れを引き継いで上昇幅を拡大。初の10万ドル台を突破し、史上最高値を更新した。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比0.30%で4日続伸。NY株式市場でのハイテク株高の流れを受けて半導体関連銘柄で買いが先行した。買い一巡後はやや上値の重さが目立ったものの、前日比プラスで取引を終えた。
日本時間18時30分には、11月の英・建設業購買担当者景気指数(PMI)が発表される。建設業PMIは、英公認購買部協会(CIPS)が建設業の購買担当者を対象に景況感に関する調査を実施し、指数化した指標。50を上回ると好況、50を下回ると景況感の悪化が示される。今回の予想値は53.3と、前回値の54.3からの減速が見込まれる。英国の景気動向を探る上で注目される指標の1つであるため、予想と結果の乖離が大きければ英ポンドが動意づく可能性があることに注意したい。
日本時間22時30分には、10月のカナダの貿易収支が発表される。貿易収支は、輸出額と輸入額の差額を算出する指標。市場予想では-750億と見込まれている。カナダでは7ヶ月連続で貿易収支が赤字となっている。貿易主要相手国への輸出価格の低下が赤字の原因となっており、先月発表された9月の貿易収支では原油やコモディティ価格の低下が目立っていた。貿易収支はGDPの構成要素でもあるため、赤字が拡大すればカナダの経済成長率の減速にも繋がりかねない。予想値を上回ればカナダドル買い、下回ればカナダドル売りで反応する可能性があるため、指標発表後の値動きを慎重に見極めたい。
日本時間22時30分には、米国の新規失業保険申請件数の結果に注目したい。米国内で失業者が失業保険を初めて申請した件数を集計した指標で、毎週木曜日に週次の結果が発表される。今回の予想は21.5万件と、前回の21.3万件を上回る見込み。明日は米国の雇用関連指標の中で最重要とされる雇用統計・失業率の発表を控えているだけに、その先行指標として注目される新規失業保険申請件数の結果は確認しておきたい。
最近のレポート 記事一覧
2025.11.07
NEW
米・消費者マインドとリスク動向に注目
米・消費者マインドとリスク動向に注目
2025.11.06
NEW
英・BOE政策金利と年内の利下げ見通しに注目
英・BOE政策金利と年内の利下げ見通しに注目
2025.11.05
NEW
米株安によるリスク警戒の動きを注視
米株安によるリスク警戒の動きを注視
2025.11.04
NEW
週明けは調整局面の円買い優勢
週明けは調整局面の円買い優勢
2025.11.03
NEW
米・ISM製造業景況指数の結果に注目か
米・ISM製造業景況指数の結果に注目か
2025.10.31
NEW
週末・月末前のポジション調整に注意
週末・月末前のポジション調整に注意
2025.10.30
日米の政策金利発表を受けた米ドル高・円安を注視
日米の政策金利発表を受けた米ドル高・円安を注視
2025.10.29
主要中銀の政策決定会合の行方を注視
主要中銀の政策決定会合の行方を注視
2025.10.28
円安牽制による急速な円買いに注意
円安牽制による急速な円買いに注意
2025.10.27
米中貿易交渉進展によるリスクオンが継続か
米中貿易交渉進展によるリスクオンが継続か
重要指標や限定キャンペーンの案内が配信されます。オフにされますと、限定キャンペーンへの参加ができなくなる可能性がございます。
キリの良い価格帯(レート)に達したときに通知を受け取る機能。通知を受け取ることで、トレードの機会を捉えたりリスク管理に役立ち、多くのトレーダーが注目しています。
100pips(1JPY)ごと(例:1ドル=147円、1ドル=148円等)に通知。1日に1回日足の切り替わり時にリセットされます。
500pips(50USD)ごと(例:3000ドル、3050ドル等)に通知。1日に1回日足の切り替わり時にリセットされます。
5,000USDごと(例:110,000ドル、115,000ドル等)に通知。1日に1回日足の切り替わり時にリセットされます。