2024.10.15
2024.10.15
米・主要企業の決算発表(日本時間20時00分~)
米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(日本時間21時30分)
米・要人発言(日本時間24時30分~)
東京時間は上値の重い展開。米ドル/円(USDJPY)は149円台半ばで方向感なく推移。日経株価(JP225)は4万円台を維持できず、東証大引けにかけて力なく下落した。NY時間の引けに急落したWTI原油(OIL)も、株価と連動するかのように大引けに向けて続落。追加刺激策への期待が空振りに終わった中国・香港株も大きく下落した。米大統領選で激戦州ペンシルベニア州などでのトランプ氏優勢が伝えられたことも、中国・香港売りにつながっている模様。15時に発表された英国の9月失業率は前月と変わらずの4.7%。英ポンドは売り買い錯綜で小幅な反応にとどまっている。この後、欧州時間~NY時間では、米・主要企業の四半期決算が続く。
米国の主要企業の第3四半期決算が本格化する。日本時間20時(東部時間07時)にバンク・オブ・アメリカ、21時(現地08時)にゴールドマン・サックス、ジョンソン・エンド・ジョンソン、23時(現地10時)にシティグループが発表を予定。明日16日は21時(現地08時)にモルガン・スタンレー、明後日17日は29時(現地16時)にネットフリックス、金曜日18日には20時(現地07時)にアメリカン・エキスプレスが決算発表を予定している。来週からはさらに多くの企業が第3四半期決算を予定。株価の急変動による影響に注意したい。
日本時間21時30分には、10月のニューヨーク連銀製造業景気指数が発表される。同指数は、ニューヨーク州の約200の製造業者を対象にした調査により、製造業部門の景況感を測定する指標である。0を上回れば景況感の改善を示し、0を下回れば景況感の悪化を示す。前回9月は予想-4.10に対して結果は11.50と強い数値となった。今回は3.3の予想。米経済の堅調さを確認してNYダウ(US30)、S&P500(US500)、ナスダック(US100)がさらに上値を伸ばすのか。慎重にエントリーチャンスを探りたい。
本日も米国の要人発言が予定されている。日本時間24時30分にはメアリー・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁(投票権あり)がブルームバーグ主催のイベントで講演。質疑応答も行われる予定。日本時間26時00分にはアドリアナ・クーグラーFRB理事がイベントで講演。こちらも質疑応答が予定されている。ウォラーFRB理事は前日に行われた講演で「慎重なペースで利下げに対応するべき」として、今後1年間にわたる漸進的な利下げを支持する考えを語った。マーケットでは年内あと2回のFOMCでそれぞれ25bp(0.25%)ずつの利下げ見込みが有力。次回のFOMCは11月7日。25bp(0.25%)の利下げ確率は90%、据え置き確率は10%と見られている。
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