英国の重要経済指標に注目か

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英国の重要経済指標に注目か

英国の重要経済指標に注目か
相場レポート

2021.11.11

2021.11.11

本日のポイント

  1. 英国のGDP

  2. 英国の貿易収支

前日のNY市場は、株安・金利高・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル買い・円売りの流れが継続。米ドル全面高になったことで、米ドル/円は112円台後半から114円台手前まで100pipsほど上昇する結果となった。また、最近では珍しく米ドル売り・円売り(あるいは米ドル買い・円買い)の相殺関係とならずに、押し目買い優勢の展開となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの114.000付近を上抜けた場合は、114.500の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの112.800付近を下抜けた場合は、112円台中盤に向けた一段安が想定される。一方で、新たな材料が出るまではレンジ内での揉み合いも想定されるため、113.400~114.400付近で方向感に欠ける展開となるだろう。

本日は、16時に英・第3四半期GDP、英・鉱工業生産、英・貿易収支が予定されている。ロンドン時間帯に英国の重要経済指標が控えているものの、NY時間帯以降は目立った指標は予定されていないため、ロンドン時間帯・NY時間帯の値動きに注目したい。また、米国の長期金利や株価変動による為替への影響が懸念されているため、周辺市場の値動きによる急騰・急落に警戒したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。