
2021.02.16
2021.02.16
米国の要人発言
香港・米国・カナダが連休明け
前日は米国市場が休場の中、日経平均株価が3万円台に上昇したことでリスクオン基調となり、米ドル売り・円売りの流れが加速。円全面安になったことで、米ドル/円は104.900から105.400付近まで上昇しており、直近レジスタンスラインの105.500手前で揉み合う結果となった。テクニカル的に見ると、105.500を上抜けると一段高に、104.500を下抜けると一段安になりやすいため、104.500~105.500のレンジボックス内での値動きに注目したい。
また円全面高によってクロス円は軒並み上昇しており、とくに英国は新型コロナウイルスのワクチン(1回目)の接種が、目標期限である2月15日までに1,500万人分完了したことから、早期経済回復への期待感が高まっている状況だ。英ポンド/円は146円台後半、英ポンド/米ドルは1.39台前半まで上昇しており、直近レジスタンスラインを上抜けた高値圏で堅調に推移している。一方で、200MAから乖離した高値圏で推移しているため、週末クローズに向けた調整による下落に警戒したい。
本日は、22時半に米・NY連銀製造業景気指数、25時10分に米・ボウマンFRB理事の発言、26時半に米・ジョージ:カンザスシティ連銀総裁の発言、27時に米・カプラン:ダラス連銀総裁の発言、29時に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。米国の要人発言による値動きを注視しつつ、連休明けとなる香港・米国・カナダの影響を静観したい。
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