2020.08.10
2020.08.10
雇用統計発表後の週明けの流れに注目
夏枯れ相場による流動性の低下に注意
週明けは、ほぼ窓なしでスタート。米ドル/円は105.900付近で推移しており、直近レンジ上限の106.200付近を上抜けするか、レンジ下限ラインの105.400付近を下抜けするかに注目したい。東京市場は祝日により休場のため、週明けのロンドン市場・NY市場の値動きを静観しつつ、米ドル売り・米ドル買いの方向性・継続性を見極める展開となるだろう。
先週末は、雇用統計発表後に米ドル指数が上昇したが、週間でみると7週連続で下落している。これは過去10年間で最長となり、米ドルは売られすぎとの見方もあるようだ。米中対立激化への懸念や米経済早期回復への期待感の低下など、米ドルが売られやすい相場環境ではあるものの、買い戻しによる反動で短期的なショートカバーを狙った動きも予想される。
本日は重要な経済指標は予定されていない。ただし、トルコリラが史上最安値を更新したことにより、空白地帯を狙ったフラッシュクラッシュの可能性があるため、16時のト・失業率の結果発表に警戒したい。また先週末に発表された雇用統計の結果を見て、夏季休暇入りをする市場参加者もいるため、流動性の低下によるボラティリティの上昇に注意したい。
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