
2026.05.01
NEW
英・要人発言(日本時間20時15分)
米・製造業PMI【改定値】(日本時間22時45分)
米・ISM製造業景況指数(日本時間23時00分)
東京時間では、中国や香港など複数の市場が休場の関係で動意が限定的となったが、為替は米ドル買い・円売りの地合いに傾いた。昨日は本邦通貨当局による米ドル売り・円買い介入実施の観測により、米ドル/円(USDJPY)は160.50円台から155.50円台まで約5円の値幅で急落。下げ一服後はNY引けまで156円台での様子見が続いたが、本日8時30分に発表された4月の東京都区部消費者物価指数(CPI)が予想外に鈍化したことをきっかけに円売りの動きが出た。ただ、9時過ぎに三村財務官の円安けん制発言が伝わると引き続き介入警戒感が意識され、米ドル/円(USDJPY)は157.30円で頭打ち。明日から東京勢が大型連休入りすることもあり、神経質な様子見姿勢が続いた。その他の主要通貨は全般動意に乏しいものの、対米ドルではやや売り優勢、対円ではやや買い優勢。WTI原油(OIL)は、前日の東京時間に一時110ドルまで高値を切り上げたが、その後の海外時間では103ドルまで反落。本日は105ドル前後で小幅な横ばい推移を続けている。株式市場では、日経平均株価(JP225)は前日比+0.38%と反発。米主要株価指数が揃って上昇した流れを引き継ぎ、寄り付き後は堅調推移。ただ、為替が大幅な米ドル安・円高に振れていることや、連休前の手控えなどから徐々に売りが進み、引けにかけて上げ幅を縮小した。本日はドイツやフランスが休場のため、欧州時間では流動性が低下する可能性がある。昨日は欧州時間序盤に為替介入が実施されたが、過去の事例から複数回実施される可能性も考えられるため、連休明けも引き続き円相場の動向に警戒したい。
日本時間20時15分に、イングランド銀行(BOE)英中銀金融政策委員会(MPC)チーフエコノミストのピル委員の発言が予定されている。前日のMPCの結果を踏まえ、ブラックアウト明けのMPC関係者による最新の金融政策見通しを確認したい。昨日は、MPCが市場予想通り政策金利を3.75%に据え置くことを発表。本日発言予定のピル委員のみが、利上げを支持して反対票を投じている。ベイリーBOE総裁の記者会見では、今後もエネルギー価格高騰の影響が長引けば利上げの余地があるとする一方、年内2回の利上げ予想については明確な否定も肯定も示さなかった。タカ派で知られるチーフエコノミストのピル委員が改めて利上げの必要性を強調した場合、市場は英ポンド買いで反応する可能性がある点に注目したい。
日本時間22時45分に、米国の4月製造業PMIの改定値が発表される。4月23日に発表された速報値の結果から改定があるか確認したい。4月速報値では、前月や市場予想を上回る54.0まで上昇し、約2年ぶりの高水準となった。中東情勢の影響で納入遅延や販売価格の上昇が目立ち、これらが全体の押し上げ要因となっている。また、今後数か月にわたってインフレ急加速の影響が反映される可能性があるため、想定外の上振れには注意が必要。改定値の発表は速報値ほど注目度が高くないが、速報値の結果から乖離があった場合は米ドルの値動きに影響を与える可能性がある。
日本時間23時00分に、米国の4月ISM製造業景況指数が発表される。ISM製造業景況指数は、全米供給管理協会(ISM)が製造業購買担当者を対象にアンケート調査を実施し、結果を指数化した指標。新規受注・生産・雇用・入荷遅延・在庫の5項目について、前月と比較して「良い」「同じ」「悪い」の三択から回答される。指数が景況分岐の50以上であれば景気拡大、50以下であれば景気縮小と判断される。今回の市場予想は53.2と、3月の52.7を上回る見込み。ISM製造業景況指数は直近3ヶ月連続で50を上回る高水準が続いているが、関税や中東情勢の影響が大きい。特に3月は入荷遅延指数や仕入れ価格の上昇が押し上げに寄与しており、今回はインフレ加速の影響がどの程度反映されるかが注目される。予想を上回る結果は米ドル買い、予想を下回る結果は米ドル売りの材料と判断されやすい。
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