円買い優勢、焦点は植田会見と欧米時間

2026.10.30
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本日のポイント
欧・第3四半期GDP(日本時間19時00分)
加・GDP(日本時間21時30分)
米・シカゴ購買部協会景気指数(日本時間22時45分)
30日東京時間の米ドル/円(USD/JPY)は、157円台で上下した。前日NY終値の157.71円から9時前に157.90円まで上昇したが、韓国株や米ハイテク株の下落、米長期金利の低下でリスク回避の円買いが優勢となった。正午ごろ日銀は政策金利を1.25%に据え置いたが、基調的物価の2%到達判断と物価見通しの上方修正が伝わり、一時157.11円まで円高が進んだ。その後は下げ渋り、157.6円台に戻した。日経平均は大引けで6万3,290円11銭と、前日比1,369円36銭(2.12%)安の大幅反落となった。AI関連の収益性への警戒から米ハイテク株が売られ、韓国株の急落も重なって、朝方から売りが優勢だった。欧州時間は、18時のドイツ、19時のユーロ圏の7〜9月期GDP速報と、22時のドイツ10月CPI速報が焦点だ。ECBは29日に据え置いたが12月利上げ観測は強く、結果次第でユーロが動く。NY時間は、21時30分の米雇用コスト指数、22時45分のシカゴPMI、セントルイス連銀総裁の講演、大手企業決算に注目したい。AI関連株の動向と、Binanceの事案を受けた暗号資産の急落にも注意が必要だ。今後は市場が12月の日銀利上げを7〜8割織り込む中、本日の植田総裁の会見内容が円相場を左右する。米ドル/円は200日移動平均線の158.55円付近が上値の目安、157.10円が下値の目安となろう。月末要因にも留意したい。来週は米中間選挙や米雇用統計を控え、AI関連株次第で神経質な展開が続く見通しだ。
1. 欧・第3四半期GDP(日本時間19時00分)
日本時間19時00分に第3四半期の欧・GDP速報値が発表される。今回の予想は前期比+0.2%、前年比+1.1%、前回結果は前期比+0.6%、前年比+1.2%であった。前回は速報の+0.4%から上方改定されており、数字上の水準は高い。今回はエネルギー価格の高止まりや夏場の悪天候が重しとなり、ドイツは横ばいが見込まれる。成長は鈍化するものの底堅さを保つとの見方が多い。
2. 加・GDP(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に8月の加・GDPが発表される。今回の予想は前月比+0.2%、前回結果は前月比0.0%であった。7月は建設や公共事業が伸びたが、製造業や小売が減少した。8月は統計局の先行推計が+0.2%で、鉱業と小売の増加が見込まれる。8月22日に米国が一部のカナダ製品へ50%関税を課しており、第4四半期は減速する見通しだ。
3. 米・シカゴ購買部協会景気指数(日本時間22時45分)
日本時間22時45分に10月の米・シカゴ購買部協会景気指数が発表される。今回の予想は54.6、前回結果は58.8であった。前回は8月の47.1から急反発し、市場予想の51前後を大きく上回った。50が拡大と縮小の分岐点であり、今回は急上昇の反動で低下する可能性もある。ただ、高水準を維持すれば、米製造業の回復基調が確認される。
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