米利上げでドル高、日銀待ちの攻防

2026.09.17
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本日のポイント
英・BOE政策金利&声明発表(日本時間20時00分)
米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
米・10年インフレ連動債(TIPS)入札(日本時間26時00分)
17日東京時間の米ドル/円(USDJPY)は、156円台を中心に推移した。前日未明のFOMCでFRBが0.25%の利上げを決定し、政策金利を3.75~4.00%としたほか、年内の追加利上げを示唆したことから、米金利上昇を背景にドル買いが進み、朝方には156円31銭まで上昇した。その後は日銀金融政策決定会合を翌日に控えた持ち高調整も入り、155円87銭まで下押す場面があったが、午後は156円前後でもみ合った。日経平均は朝方、前日比720円超高の6万4,643円58銭まで上昇した。FOMCを通過した安心感や円安を背景に買いが先行したものの、その後は利益確定売りや半導体株の上値の重さから伸び悩んだ。東京ゲームショウの開幕を受け、任天堂などゲーム関連株が買われたことも支援材料となった。欧州時間はイングランド銀行(BOE)の金融政策委員会が開催され、政策金利は据え置きが有力視される。NY時間では前日のタカ派的なFOMCを受けた米国株の反応が引き続き焦点で、ダウ平均は631ドル安と大幅下落しており、リスク回避の流れが続くか注目される。中東情勢の緊迫化を背景とした原油価格の動向や、ウォーシュ議長ら要人発言にも警戒が必要だ。今後は、18日に結果が公表される日銀会合が最大の焦点である。FOMCが利上げを決めた直後だけに、日銀の政策判断や植田総裁の会見内容次第で円相場が大きく動く可能性がある。
1. 英・BOE政策金利&声明発表(日本時間20時00分)
日本時間20時00分に英・BOE政策金利及び声明が発表される。今回の予想は3.75%で据え置き、前回結果は3.75%で据え置き(6対3の票決)であった。今回はエネルギー価格の上昇と物価高進を受け、据え置き継続が有力視されているが、利上げを主張する委員が増える「タカ派的据え置き」の様相を呈している。市場は年内の据え置きを織り込みつつ、中東情勢の緊迫化を背景に2027年にかけての利上げ転換も視野に入れている。
2. 米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に米・新規失業保険申請件数が発表される。今回の予想は20.9万件、前回結果は20.6万件であった。直近の申請件数は20万件前後の低水準で推移し、労働市場の底堅さを示している。もっとも8月の非農業部門雇用者数の伸び鈍化など軟化の兆しも一部にみられ、今後は緩やかな増加傾向に転じるか、現状の低水準で安定するかが注目点となる。FRBの利下げ判断の材料としても引き続き重視される。
3. 米・10年インフレ連動債(TIPS)入札(日本時間26時00分)
日本時間26時00分に米・10年物インフレ連動債(TIPS)入札の結果が発表される。今回の予想は実質利回り約2.5%、前回結果(7月23日の新規発行時)は2.438%であった。今回は既発債の増発(リオープン)で、流通市場の実質利回りは2.59%まで上昇しており、実現すれば2008年10月以来の高水準となる。良好な需要が見込まれる一方、実質金利の一段の上昇や需給悪化への警戒も続く見通しである。
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