
2025.10.29
NEW
加・BOC政策金利(日本時間22時45分)
米・FOMC政策金利(日本時間27時00分)
米・主要企業の決算発表(日本時間29時00分頃)
東京時間では、昨日に引き続きベッセント米財務長官の発言が伝わったことで、対米ドルで円買いが強まった。トランプ米大統領とともに来日したベッセント米財務長官は自身のSNSで「政府が日銀に政策余地を与えることが為替レートの過度な変動を防ぐための鍵になる」と発言。本日から金融政策決定会合を開いている日銀に対して、政策運営の裁量を与えるよう日本政府に呼びかける内容であったことから、投稿が確認されると市場は円買いで反応。朝方の米ドル/円(USDJPY)は152円付近で小幅に推移していたが、ベッセント米財務長官の発言内容が伝わった9時頃から売りが強まり、一時151.50円台まで下押した。ただ、前日に伝わった内容をなぞるような発言であったことから一時的な動きにとどまり、正午頃には急落前の水準まで戻している。また、9時30分に発表されたオーストラリアの第3四半期消費者物価指数(CPI)と9月CPIがともに予想を上回る強い結果となったことを受けて、豪ドル買いが加速。豪ドル/円(AUDJPY)は100円台にしっかり乗せ、豪ドル/米ドル(AUDUSD)は0.6580ドル台から0.6610ドル台まで堅調に上値を伸ばした。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比+2.17%と大幅反発。前日の米株高を受けて寄り付きから買い先行でスタート。明日の日銀政策金利発表を警戒した動きも見られるが、一時5万1,300円台まで上げ幅を広げ、史上最高値を更新した。本日はカナダと米国の政策金利発表が予定されており、NY引け後には米ハイテク大手の決算発表が予定されている。明日の日銀と欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表を通過するまでは様子見ムードが継続すると思われるが、発表直後は為替や株価の急変動が発生する可能性が高いため、ポジションの持ち越しには十分注意したい。
日本時間22時45分に、カナダ中央銀行(BOC)が政策金利を発表する。今回の会合では政策金利を2.50%から2.25%へ引き下げることが予想されており、前回9月に続いて2会合連続で利下げを実施する見込み。BOCは今年4月から関税による不確実性を見極める目的で政策金利を据え置いていたが、9月からは利下げを再開。カナダ経済を下支えする目的で今回も政策金利を引き下げるとの予想が優勢となっているが、一部からは12月会合まで据え置かれるとの予想も伝わっている。今月23日にはトランプ米大統領がカナダとの貿易交渉を打ち切ると発表したことで一時カナダドルが急落する動きも見られたため、声明文やマックレムBOC総裁の記者会見から今後の経済見通しについてどのような見解が示されるのか注目したい。
日本時間27時00分に、米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を発表する。今回の会合では政策金利を4.25%から4.00%へ引き下げることが確実視されており、市場では次回12月会合までの利下げが織り込まれている。米政府機関閉鎖の影響で多くの経済指標の発表が停止される中、民間データからは雇用の弱さが示された。また、先週例外的に発表された9月の消費者物価指数(CPI)も市場予想を下回る水準となったことから、関税による物価上昇圧力への警戒感はやや後退している。市場では次回会合以降の利下げペースに関心が寄せられているが、米政府機関の閉鎖が続く限りは見通しが不透明な部分も多く、来年以降の利下げ見通しについては予測が難しい。重要な経済データが得られない状況で開催される異例の会合となるが、FRBメンバーが現状や今後の景気動向についてどのような見解を示すのか注目したい。
米国の決算シーズンが本格化しており、本日は米株式市場の引け後となる日本時間29時00頃(翌5時00分頃)にマイクロソフト(MSFT)・アルファベット(GOOG)・メタ・プラットフォームズ(META)が決算発表予定。いずれも米株式市場を牽引する主要テクノロジー7社「マグニフィセント・セブン」に属する超大型銘柄であるため、米国市場引け後や翌日の東京市場での株価の値動きに大きな影響を与える可能性が高い。本日注目される3銘柄は前回の2025年4-6月期決算で好調な結果となったが、今回の2025年7-9月期決算では前期比で減速する可能性があることが指摘されている。人工知能(AI)領域での競争が激化していることもあり、市場が期待するほどの具体的な成長戦略が示されなかった場合、株価の下落に繋がる可能性がある。注目度が高い決算発表の直後は、時間外のナスダック100(US100)やS&P500(US500)の値動きが大きく変動する可能性があるため、株価の急変動によるリスクバランスの変化に注意したい。
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