
2026.07.07
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欧・要人発言(日本時間16時30分~)
英・ベイリーBOE総裁の記者会見(日本時間19時30分)
米・貿易収支(日本時間21時30分)
東京時間では、城内経済財政相の発言を受けて、為替は円買い優勢となった。高市政権が掲げる「骨太の方針」が日銀の利上げを牽制する内容であると市場が受け止めている状況について、城内経済財政相は「趣旨とは異なっていて誤解だ」と発言。金融政策の決定は日銀に委ねられると述べ、政府が低金利を誘導しているとの一部懸念を否定した。城内経済財政相の発言が伝わると、市場では急速に円買いが加速。米ドル/円(USDJPY)は発言が伝わった10時30分頃に一時161.90円台まで売り込まれ、クロス円も揃って下げ幅を拡大した。金(GOLD)は売り優勢で軟調な動き。前日安値を下抜け、4,117ドルまで下値を広げた。株式市場では、日経平均株価は前日比-2.12%と続落。半導体関連銘柄を中心に売り先行で始まり、下げ一服後も積極的な買いはみられず、1,400円超の下げ幅で取引を終えた。本日は欧米各国の要人発言が複数予定されており、金融政策への言及が注目される。また、円相場にはやや調整が入ったかたちだが、引き続き日本当局による為替介入の可能性には警戒しておきたい。
本日は、日本時間16時30分にパネッタ伊中銀総裁、日本時間19時15分にコッハー・オーストリア中銀総裁の発言機会が設けられている。欧州中央銀行(ECB)の政策メンバーの中でもパネッタ伊中銀総裁はハト派、コッハー・オーストリア中銀総裁はタカ派のスタンスをとるため、両者が今後の利上げ見通しについてどのような見解を示すのか注目したい。ECBの7月会合での連続利上げ期待は後退したが、市場では9月の追加利上げを見込む動きがある。要人発言を受けて見通しに変化が生じた場合、ユーロ相場が神経質に反応する可能性がある点に注意が必要だ。
日本時間19時30分に、イングランド銀行(BOE)のベイリー総裁の記者会見が予定されている。また、日本時間18時30分には半期に一度(年2回)のBOE金融安定報告書の公表も予定されているため、最新の英経済の見通しとあわせて今後の金融政策の方向性を探りたい。最近のBOE関係者の発言では、ベイリー総裁が利下げの可能性に否定的な考えを示したことや、マン委員が利上げの必要性を述べたことなど、タカ派的な見解が多く見受けられる。BOEの利上げ期待がさらに高まるようであれば、堅調に推移する英ポンドを一段と押し上げる可能性があることに注目したい。
日本時間21時30分に、米国の5月貿易収支が発表される。貿易収支は、輸入額と輸出額の差額を算出した指標であり、その国の収支を示す最も大きな指標として注目される。今回の市場予想は-785億ドルが見込まれており、前回4月の-559億ドルから赤字幅がやや拡大することが予想される。4月の貿易収支は、輸出額が過去最大を記録したことが後押しとなり、前月比で赤字幅の縮小がみられた。5月でも引き続き堅調な結果が維持できれば、貿易収支が第2四半期の経済成長に寄与することが期待される。相場に直接的な影響を与える指標ではないが、結果を受けて米国の経済見通しに変化が生じた場合、米ドルや米株が反応する可能性がある点を押さえておきたい。
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