
2026.06.03
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日・植田日銀総裁の発言(日本時間17時30分)
米・ADP雇用統計(日本時間21時15分)
米・ISM非製造業景況指数(日本時間23時00分)
東京時間では、中東情勢の不透明感や円買い介入への警戒感などを背景に、米ドル買い・円買いの地合いとなった。米ドル相場については、2日NY時間に発表された米JOLTS求人件数が予想を上回ったことが米ドル買いを促し、米ドル/円(USDJPY)は一時159.99円まで上昇。また、本日朝方に米国とイランの攻撃応酬が報じられたことで再び米ドル買いが加速し、米ドル/円(USDJPY)は為替介入が実施された4月30日以来となる160円に到達した。ただ、160円に乗せると上値警戒感から円買いも強まり、159.82円まで下押し。米ドル買いと円買いの動きで米ドル/円(USDJPY)は方向感が定まりにくかったが、クロス円は揃って下落した。WTI原油先物(OIL)は朝方にイランが米軍基地に攻撃を仕掛けたことが報じられると、一時96ドルまで急伸。上昇一服後も95ドル付近でもみ合い、高止まりが続いている。株式市場では、日経平均株価は前日比1,667.89円高(+2.50%)の6万8,402.13円と大幅反発。前日の米株高を背景に寄り付きから買いが先行し、史上初となる6万8,000円台に乗せた。本日は注目度が高い経済イベントが多数予定されているが、まずは日本時間17時30分から始まる植田日銀総裁の講演に注目したい。6月会合での利上げ観測がやや優勢になっているが、市場が期待するほどのタカ派姿勢がみられなかった場合、米ドル/円(USDJPY)は再び160円台に乗せることも想定される。
日本時間17時30分に、日銀の植田総裁が物価情勢や金融政策に関するテーマで講演を行う予定。市場では、6月15-16日に控える金融政策決定会合を前に、植田総裁から利上げの可能性を示唆する発言が出るか注目が集まっている。4月会合では政策金利の据え置きを決定したが、政策メンバー9名のうち3名が利上げを支持して反対票を投じた。また、4月会合以降は政策メンバーの発言もタカ派に傾斜しており、早ければ6月会合で利上げに踏み切るのではないかという見方がある。本日の植田総裁の講演で利上げに積極的な発言が出た場合、早期利上げ期待から円買い圧力が強まることが考えられる。一方、利上げに慎重な姿勢を示した場合は、円売りが一段と加速する可能性があることを想定しておきたい。
日本時間21時15分に、米国の5月ADP雇用統計が発表される。ADP雇用統計は、民間調査会社のAutomatic Data Processing(ADP)社が自社の保有データをもとに非農業部門雇用者数の増減を調査した指標。米労働省労働統計局(BLS)が発表する雇用統計の先行指標として注目される傾向があるが、必ずしも同様の結果を示すわけではないことを留意する必要がある。市場予想は+12.0万人と、前回4月の+10.9万人を上回る見込み。5日(金)に発表されるBLSの雇用統計でも非農業部門雇用者数の増加が予想されているため、本日のADP雇用統計が強い結果になると、期待感から米ドル買いが強まる可能性がある。一方、予想外の弱い結果は米ドル売りを加速させる可能性がある点に注意したい。
日本時間23時00分に、米国の5月ISM非製造業景況指数が発表される。ISM非製造業景況指数は、米国の非製造業(サービス業)の景況感を調査し、結果を指数化した指標。指数が景況分岐の50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気縮小と判断される。市場予想では、前回の53.6を上回る53.8への改善が見込まれている。1日(月)に先行して発表されたISM製造業景況指数が予想を上回る高水準となり、中東情勢の影響を受けつつも製造業が底堅い状況であることが示された。本日のISM非製造業景況指数も堅調な結果となった場合、米国の利上げ期待が高まり、米株の重しとなる可能性も考えられる。
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