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米・消費者信頼感指数に警戒

米・消費者信頼感指数に警戒
相場レポート

2025.03.25

NEW

本日のポイント

  1. 独・IFO企業景況感指数(日本時間18時00分)

  2. 米・消費者信頼感指数(日本時間23時00分)

  3. 米・新築住宅販売件数(日本時間23時00分)

東京時間では、円買い優勢。序盤は先週末から続く米ドル買い・円売りトレンドが継続し、米ドル/円(USDJPY)は仲値に向けて150.94円台まで上昇した。しかし、151円には届かず仲値通過後は一転して売りが加速。時間外の米10年債利回りの低下や本邦の新発10年債利回りの上昇が材料となり、150.40円台まで下落した。円が全面買われる動きとなったため、クロス円も米ドル/円(USDJPY)とほぼ同様の動きで弱含み。円以外の通貨は材料不足で動意が薄く、ドルストレートは方向感なく横ばいにとどまった。金(GOLD)は下げ一服感からやや買戻しの動き。3,000ドルをしっかり維持する底堅さが確認できるため、再び高値を切り上げる動きに転じるのか注目したい。ビットコイン(BTCUSD)は下落。前日に3,000ドル以上の値幅で堅調に推移したものの、早朝のオセアニア市場から売りが加速。8万6,000ドル台まで下押したが、押し目から買戻しが入るのか注目される。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比0.46%と4日ぶりに反発。トランプ政権の関税政策への警戒感が一旦和らぎ、前日の米株式市場でハイテク株が上昇したことから、半導体関連銘柄で買いが先行。その後は戻り売りに押されて伸び悩んだものの、プラス圏を維持して取引を終えた。本日は欧米から注目度が高い経済指標が複数発表される。昨日に引き続き、リスク後退の流れが継続するのか注目したい。

1. 独・IFO企業景況感指数(日本時間18時00分)

日本時間18時00分に、ドイツの3月IFO企業景況感指数が発表される。IFO企業景況感指数は、ドイツ国内の製造業・建設業・卸売業・小売業などを対象に景況感のアンケート調査を実施し、指数化した指標。ドイツのIFO経済研究所が毎月下旬に発表しており、現況と6ヵ月後の見通しについてそれぞれ指数化し、両者を平均して企業景況感指数が示される。市場予想は、前回値の85.2を上回る86.7。現況指数と6ヵ月後の景気期待指数がともに上昇すると予想されている。先行して発表されたドイツの3月ZEW景況感指数は大幅に改善しており、2ヶ月連続での上昇となった。また、昨日発表されたユーロ圏の総合PMIは予想以上の回復で7ヶ月ぶりの高水準を示しており、ドイツの財政政策の転換が好感されたとみられている。市場予想を上回る上昇幅となった場合、ユーロやドイツ株価指数DAX(GER40)の買い材料と判断される可能性がある。一方で、期待が高まっている分、下振れた際には売りが加速する可能性があることに注意しておきたい。

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2. 米・消費者信頼感指数(日本時間23時00分)

日本時間23時00分に、米国の3月消費者信頼感指数が発表される。消費者信頼感指数は、米国の5,000世帯の消費者を対象にアンケート調査を実施し、消費者マインドを指数化した指標。米民間調査会社のコンファレンスボードが現況と6ヵ月後の景況感について調査する。市場予想は、前回値の98.3を下回る94.0。大幅な急低下となった前回2月を更に下回ると予想され、4ヶ月連続での悪化が見込まれている。先行して発表された3月のミシガン大消費者信頼感指数も前月から大幅に悪化しており、3ヵ月連続での低下となった。消費者マインドを悪化させている最大の要因は、トランプ政権の関税政策による物価上昇と景気後退であると指摘されている。米連邦準備制度理事会(FRB)は、関税政策による物価上昇は一過性であると予測し様子見姿勢を維持しているが、消費者の間では物価や雇用に対する悲観的な見方が徐々に高まっており、個人消費支出にも影響を与える可能性が高い。現状の相場は米ドル高基調で推移しているが、予想を下振れた場合は一転して米ドル売りが加速する可能性があることに注意したい。

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3. 米・新築住宅販売件数(日本時間23時00分)

日本時間23時00分に、米国の2月新築住宅販売件数が発表される。新築住宅販売件数は、1ヵ月で新規に販売された新築住宅の販売件数を集計した指標。米商務省センサス局が毎月調査し、地域別や販売価格などの結果も公表される。市場予想は、前月の65.7万件から68.0万件へ増加する見込み。米国の住宅市場では、住宅ローン金利の高止まりや住宅価格の高騰などが消費者の購買意欲の重しとなり続けている。前回1月の結果は、一部地域での寒波の影響が市場予想以上の減少に繋がったとみられており、2月はやや持ち直す見込み。先立って発表された2月の中古住宅販売件数は、大きく減少した1月から予想を上回る増加幅が示されたため、同様の結果となれば米ドル買いが加速する可能性が考えられる。予想外に下振れた場合は米ドル売りで反応する可能性があることに注意したい。

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