円安圧力と介入警戒の攻防

2026.10.08
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本日のポイント
英・ベイリーBOE総裁の発言(日本時間21時15分)
米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
米・30年債入札(日本時間26時00分)
8日東京時間の米ドル/円(USDJPY)は158円台を中心に上下する展開となった。朝方は157円台後半まで下落したものの、その後は買い戻しが入り、午前中には158.22円まで上昇した。午後も158円台を維持し、米・長期金利の動向や為替介入への警戒感が意識される中、方向感を探る動きとなった。日経平均は続落し、前日比993.60円安の6万9,042.11円で取引を終えた。前日の米株安に加え、トランプ米大統領がイランとの最終合意に消極的と伝わり、一時800円超下落して7万円を割り込んだ。欧州・NY時間は、20時30分にECB理事会議事要旨(9月9・10日分)が公表される。続いて21時15分にベイリー英中銀総裁、22時にロンバルデッリ英中銀副総裁、23時40分にカシュカリ米・ミネアポリス連銀総裁が発言する。21時30分発表の米・新規失業保険申請件数の発表や、翌2時の米・30年債入札も控えている。FOMC議事要旨では年末までの追加利上げが適切との見方が伝わっており、米金利の動向に注意したい。米長期金利の高止まりと、9月米雇用統計の弱さによる利上げ観測の後退が綱引きとなり、米ドル/円は158円を挟んだ推移が続くとみる。9日にはカナダ雇用統計とミシガン大指数が控えており、日経平均は7万円回復が焦点だ。
1. 英・ベイリーBOE総裁の発言(日本時間21時15分)
日本時間21時15分にベイリー英中銀総裁の発言がある。直近の発言では、エネルギー価格の高止まりが長引けば対応が難しくなり、金融政策のスタンス維持はますます困難になるとの見解を示した。今回は、イスタンブール経済フォーラムでインフレや金融政策について発言する予定であり、直近の金融政策スタンスを踏まえた発言内容が注目される。ポンド相場の動意を左右する材料となりそうだ。
2. 米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に米・新規失業保険申請件数が発表される。今回の予想は20.0万件前後、前回結果は19.7万件であった。申請件数は1969年以来の低水準に近い水準で推移し、解雇が広がる兆しはみられない。一方、雇用市場では企業の採用が慎重になっており、労働市場の動きは鈍い。申請件数の結果は、米国の雇用情勢の底堅さを確認する材料として注目される。
3. 米・30年債入札(日本時間26時00分)
日本時間26時00分に米・30年債入札(220億ドル)が実施される。30年債利回りは高水準で推移しており、エネルギー価格の上昇や米国債の発行増加が長期金利の上昇要因となっている。今回の入札では、応札倍率や間接入札者比率などから需要の強さが注目される。需要が弱ければ長期金利の上昇につながる可能性があり、米/ドル円にも影響を与えそうだ。
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