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2025.09.17
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2025.09.17
欧・要人発言(日本時間16時30分~)
加・BOC政策金利(日本時間22時45分)
米・FOMC政策金利(日本時間27時00分)
東京時間では、本日予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にした様子見ムードが強まり、動意の薄い動きが続いた。前日に日通し売られた米ドル/円(USDJPY)は、東京時間でも序盤は売りが強まったものの、前日安値付近の146.20円台でしっかり反発して下げ止まり。下げ一服後は146.50円前後での小動きが続き、積極的な売買には至らなかった。前日に約3年ぶりの高値を更新したユーロ/米ドル(EURUSD)は、一旦は上昇一服で小幅に下落。ただ、1.1852ドル台でしっかり下げ止まる底堅さがみられるため、再び上値トライの動きを示すか注目したい。クロス円とドルストレートは、全般ほぼ横ばい。多くの銘柄で方向感のない小幅な動きが続いたが、NZドルがやや弱含んだため、NZドル/円(NZDJPY)とNZドル/米ドル(NZDUSD)は売り優勢で下落した。金(GOLD)は反落。朝方に3,694ドルまでじり高となるも、重要イベント前の持ち高調整もあり前日安値の3,674ドル台まで下押した。序盤に売られたビットコイン(BTCUSD)は、11万6,200ドル台に下げたところで急反発。8月23日以来となる11万7,200ドル台まで力強く上昇した。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比-0.25%と5日ぶりに反落。為替市場で前日よりやや円高に振れていることや4日続伸したことへの反動から、利益確定売りに押される様子が見受けられた。本日はカナダと米国の政策金利発表が予定されているため、この後の海外市場でも引き持ち高調整程度の動きにとどまることが予想される。日本時間27時00分に予定される米国の政策金利発表後は為替や株で急激な値動きが発生する可能性が高いため、ポジションを持ち越す場合はリスク管理を徹底しておきたい。
本日は欧州中央銀行(ECB)関係者の発言が数多く予定されている。日本時間16時30分にラガルドECB総裁、日本時間16時45分にミュラー・エストニア中銀総裁、日本時間17時00分にエスクリバ・スペイン中銀総裁とチポローネECB理事、日本時間19時00分にペレイラ・ポルトガル次期中銀総裁、日本時間20時15分にチポローネECB理事、日本時間26時00分にナーゲル独連銀総裁が発言予定。ラガルドECB総裁をはじめ、影響力が大きい金融当局者の発言機会が多いため、ユーロ圏の金融政策に関する内容や過熱するユーロ高相場に対する言及があるか注目したい。ユーロ圏では利下げサイクル終了の見方が優勢となっており、政策金利を当面据え置く可能性が浮上している。対して、米国では本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)から利下げを再開するとの見方が優勢となっているため、欧米の金利差を意識したユーロ/米ドル(EURUSD)への買い圧力が強まっている。昨日のNY時間では約3年ぶりとなる1.1870ドル台に乗せており、デギンドスECB副総裁が7月に「対米ドルで1.12ドル程度までは見過ごせない水準ではないが、それ以上は難しくなる」と言及した価格が視野に入る水準まで近づいた。本日の要人発言でユーロ圏の利下げ見通しが後退する内容が示された場合はユーロ買いに繋がる可能性があるが、一方で過熱するユーロ高をけん制する発言があればユーロ売りに繋がる可能性があることに注意したい。
日本時間22時45分に、カナダ中央銀行(BOC)が政策金利を発表する。今回の会合では政策金利を現行の2.75%から2.50%へ引き下げることがほぼ確実視されており、今年3月以来となる4会合ぶりの利下げを実施する見込み。BOCは4月会合以降、利下げを急ぐ状況ではないとの見方から3会合連続で政策金利を据え置いているが、物価上昇圧力の低下や労働市場の低迷を背景に利下げ再開に踏み切るとみられている。カナダの消費者物価指数(CPI)は7月に目標水準の2.0%を大幅に下回る1.7%まで低下しており、昨日発表された8月のCPIでは小幅に上昇したものの、目標水準を下回る1.9%となった。また、今月初旬に発表された8月の失業率が7.1%まで悪化したことも利下げを後押し。9月会合での利下げはほぼ確実視されているが、次回10月会合でも連続利下げを行う可能性があると一部の金融関係者の間で囁かれているため、同時に発表される声明文や日本時間23時30分に予定されるマックレムBOC総裁の記者会見から今後の利下げ見通しについて確認したい。
日本時間27時00分に、米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を発表する。今回の会合では政策金利を現行の4.50%から4.25%へ引き下げることがほぼ確実視されており、市場はすでに織り込み済み。焦点は年内の利下げ見通しとなる。9月会合ではFOMCメンバーによる最新の経済見通し(SEP)も同時に発表されるが、前回6月に発表された時点では、年内2回の利下げ予想が中央値となった。物価上昇圧力は依然として懸念されるものの、労働市場の急速な悪化を受けて段階的な利下げを実施していくとの見方が優勢。市場では今回9月会合での利下げを含め、10月・12月と年内あと3回の利下げを見込んでいるため、FOMCメンバーの利下げ見通しと一致した場合は米ドル売り圧力が強まる可能性が考えられる。また、今回のFOMCへの参加が決定したミラン大統領経済諮問委員会(CEA)委員長をはじめ、米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン副議長やウォラー理事がトランプ米大統領の意向に沿って大幅利下げの必要性を主張する可能性が考えられる。声明文やSEP、日本時間27時30分に予定されるパウエル議長の記者会見の内容が予想以上にハト派的と捉えられた場合、対円や対ユーロで米ドル売りがさらに先行する可能性があることに警戒しておきたい。
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100pips(1JPY)ごと(例:1ドル=147円、1ドル=148円等)に通知。1日に1回日足の切り替わり時にリセットされます。
500pips(50USD)ごと(例:3000ドル、3050ドル等)に通知。1日に1回日足の切り替わり時にリセットされます。
5,000USDごと(例:110,000ドル、115,000ドル等)に通知。1日に1回日足の切り替わり時にリセットされます。