各国の製造業PMIとサービス業PMIに注目

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各国の製造業PMIとサービス業PMIに注目

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相場レポート

2024.12.16

2024.12.16

本日のポイント

  1. 欧・複数の要人発言(日本時間16時15分~)

  2. 各国の製造業PMI/サービス業PMI(日本時間17時15分~)

  3. 加・マックレムBOC総裁の発言(日本時間29時20分)

東京時間では、円売り優勢の展開。今週予定されている日銀金融政策決定会合での利上げ見送りの可能性が高まっており、米ドル/円(USDJPY)やクロス円に買いが入りやすい状況が続いている。米ドル/円(USDJPY)は堅調に推移し、朝方の安値153.320円付近から一時153.970円付近まで上昇。しかし、154円には到達せず、午後に入るとやや弱含む展開が見られた。ユーロ/米ドル(EURUSD)は底堅く推移。1.05200ドル付近の抵抗帯で上値が抑えられているものの、じりじりと下値を切り上げ小高く推移した。金(GOLD)は動意に欠ける動きで横ばい。ビットコイン(BTCUSD)は一時106,520ドルまで値を上げ最高値を更新したが、その後は勢いが弱まり減速した。株式市場では、日経株価(JP225)は前週末比-0.03%で大引け。為替市場での円安を背景にした買いが観測されるも、今週予定される日米の金融政策イベントを前にしたポジション調整の動きも見られ、伸び悩む結果となった。先週に引き続き、今週も各国の重要指標や政策金利の発表が多く予定されている。各マーケットでポジション調整の動きや様々な思惑による売買が観測される可能性があるため、慎重に相場状況を見極めてトレードに挑みたい。

1. 欧・複数の要人発言(日本時間16時15分~)

本日は複数の欧州中央銀行(ECB)高官の発言に注目したい。欧州時間前半となる日本時間16時15分にはラガルドECB総裁、日本時間17時10分にはリトアニア中銀のシムカス総裁、日本時間17時45分にはデギンドスECB副総裁の発言が予定されている。欧州時間午後に入ると、日本時間21時00分にはベルギー中銀のウンシュ総裁、日本時間21時30分にはスペイン中銀のエスクリバ総裁がそれぞれ講演を行う。先週のECB理事会では、市場予想通り0.25%の利下げが決定された。現在の焦点は今後の利下げペースやユーロ圏の景気見通しであり、政策金利発表後もECB関係者からは今後の追加利下げの必要性を示唆するコメントが多く見られている。一部では来年1月の理事会で0.50%の大幅利下げを見込む動きも観測されており、本日の各講演で利下げペースに関する発言があればユーロが反応する可能性があることに注意したい。

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2. 各国の製造業PMI/サービス業PMI(日本時間17時15分~)

本日は欧米各国の製造業PMI/サービス業PMIの発表が予定されている。日本時間17時15分にフランス、日本時間17時30分にドイツ、日本時間18時00分にユーロ圏、日本時間18時30分にイギリス、日本時間23時45分にアメリカが12月の製造業PMI/サービス業PMIを発表する。製造業PMIとサービス業PMIは、製造業の購買担当者とサービス業の購買担当者の景況感をそれぞれ指数化した指標。基準値の50を下回れば不況、上回れば好況と判断できる。市場予想を上振れると買い材料、下振れると売り材料と判断される場合があるため、発表後の各通貨の値動きに注意したい。

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3. 加・マックレムBOC総裁の発言(日本時間29時20分)

日本時間29時20分には、カナダ中央銀行(BOC)のマックレム総裁がカナダの金融政策についての講演を行う。BOCは今月11日に開かれた会合で、政策金利を3.75%から3.25%へ引き下げた。今年6月から5会合連続での利下げとなり、0.5%の大幅利下げは2会合連続となる。カナダでは経済成長率の減速や軟調な雇用市場を背景に、積極的な追加利下げが実施されてきた。政策金利発表後の記者会見では、マックレム総裁は経済成長の加速を目標とすることを述べ、今後は会合ごとに追加利下げの必要性を判断するとの考えを示している。本日の会見から、来年以降の追加利下げの可能性や利下げペースについての見解が述べられるのか注目したい。

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アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。