ポジション調整による急変動に警戒か

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ポジション調整による急変動に警戒か

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ポジション調整による急変動に警戒か
相場レポート

2024.06.04

2024.06.04

本日のポイント

  1. 米国のJOLTS求人

  2. オーストラリアのGDP

前日のNY市場は、株安・金利安・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。引けにかけてドル安・円高の流れが強まったことで、米ドル/円は156.000付近まで約150pips下落する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの156.500付近を上抜けた場合は、157.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの155.500付近を下抜けた場合は、155.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、高値圏から急落している状況のため、戻り売り・押し目買いのどちらが優勢となるかに注目したい。

本日は、23時に米・JOLTS求人、米・製造業受注指数、翌10時半に豪・第1四半期GDP、翌10時45分に中国・財新非製造業PMIが予定されている。各国の重要経済指標を静観しつつ、米ドル/円の方向性に注目したい。また、円高によってクロス円が軒並み下落しているため、ポジション調整による急変動に警戒したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。