2021.11.04
2021.11.04
英国の政策金利&声明発表
各国の重要経済指標や要人発言
前日のNY市場は、株高・金利高・原油安のマチマチの展開となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。米国のテーパリング開始は決定したものの、早期利上げへの期待感は低下しており、金融引き締めへの思惑から米ドル安・株高の流れが強まる結果となった。
テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの114.200~400付近を上抜けた場合は、重要な節目の114.700付近に向けた一段高に、直近サポートラインの113.500付近を下抜けた場合は、113.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、週末の雇用統計の注目度が高まっているため、新たな材料が出るまでは米ドル売り・円売り(米ドル買い・円買い)の相殺関係によって方向感に欠ける展開となるだろう。
本日は、18時半に英・建設業PMI、21時に英・BOE政策金利&声明発表、英・BOE資産購入枠発表、英・BOE議事録公表、英・BOE四半期インフレ報告、21時半に英・ベイリーBOE総裁の発言、加・貿易収支、米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、米・第3四半期非農業部門労働生産性、22時に欧・ラガルドECB総裁の発言、翌9時半に豪・RBA四半期金融政策報告が予定されている。
ロンドン時間帯に英国の重要経済指標が連続しており、NY時間帯からは各国の重要経済指標や要人発言が控えているため、米ドルや英ポンド、ユーロの値動きに注目したい。また、明日の雇用統計に向けた米ドルの方向性を静観しつつ、思惑による突発的な値動きに警戒したい。
最近のレポート 記事一覧
2025.06.20
NEW
中東情勢の緊迫感緩和が継続か
中東情勢の緊迫感緩和が継続か
2025.06.19
NEW
スイスと英国の政策金利発表に注目
スイスと英国の政策金利発表に注目
2025.06.18
NEW
米・FOMC政策金利とSEPに注目
米・FOMC政策金利とSEPに注目
2025.06.17
NEW
米・小売売上高と鉱工業生産に注目
米・小売売上高と鉱工業生産に注目
2025.06.16
NEW
中東情勢と日米首脳会談の行方を注視
中東情勢と日米首脳会談の行方を注視
2025.06.13
NEW
中東情勢緊迫化によるリスク回避に警戒
中東情勢緊迫化によるリスク回避に警戒
2025.06.12
米・生産者物価指数と30年国債入札に警戒
米・生産者物価指数と30年国債入札に警戒
2025.06.11
米・消費者物価指数と財政収支に注目
米・消費者物価指数と財政収支に注目
2025.06.10
米中貿易協議の進展を見据える展開
米中貿易協議の進展を見据える展開
2025.06.09
米中貿易協議を控えたリスクオン継続か
米中貿易協議を控えたリスクオン継続か