2021.01.18
2021.01.18
米国は祝日による休場
週中~週末にかけての経済指標に注目
週明けは、ほぼ窓なしでスタート。米ドル/円は103.800付近の直近サポートラインで軟調に推移しており、下抜けた場合は103.500の節目が意識される価格帯となっている。また、先週の高値104.100~104.300では上値の重い展開となったものの、103円台後半では底堅い値動きをしているため、週中~週末にかけて予定されている重要経済指標の結果次第では、103.500~104.500のどちらにかにブレイクする展開となるだろう。
今週は、19日(火)にイエレン次期米財務長官の承認公聴会があり、20日(水)にバイデン大統領の就任式が控えている。さらに、21日(木)には日本・トルコ・南アフリカ・欧州の政策金利&声明発表があり、米主要企業の第4四半期決算も集中している状況だ。全体的に重要経済指標の発表が多い週となるため、各国の金利や要人発言による乱高下に注意したい。
とくに、イエレン次期財務長官の米ドル安に関する言及や、バイデン大統領が20日(水)の就任式から多くの大統領令に署名する見通しなど、トランプ政権からの転換を早期にアピールするかに注目したい。署名予定の大統領令には、パリ協定への復帰やイスラム諸国からの入国制限の破棄、マスク着用の義務化などが挙げられている。
本日は、22時15分に加・住宅着工件数、22時半に英・ベイリーBOE総裁の発言が予定されている。米国は休場のため、ロンドン時間帯からの値動きを静観しつつ、週明けの米ドルの方向性に注目したい。
最近のレポート 記事一覧
2025.09.11
NEW
米・PPIの下振れでCPIへの警戒感が高まる展開
米・PPIの下振れでCPIへの警戒感が高まる展開
2025.09.10
NEW
米・8月PPIが米ドル安基調に影響を与えるか
米・8月PPIが米ドル安基調に影響を与えるか
2025.09.09
NEW
米・雇用者数年次改定の大幅下方修正に警戒
米・雇用者数年次改定の大幅下方修正に警戒
2025.09.08
NEW
日仏の政局リスクが材料視されるか
日仏の政局リスクが材料視されるか
2025.09.05
NEW
米・雇用統計から利下げ見通しを探る展開
米・雇用統計から利下げ見通しを探る展開
2025.09.04
米・ADP雇用統計とISM非製造業景況指数に警戒
米・ADP雇用統計とISM非製造業景況指数に警戒
2025.09.03
英・財政懸念による英ポンド安が継続か
英・財政懸念による英ポンド安が継続か
2025.09.02
欧・8月CPIと年内利下げ見通しに注目
欧・8月CPIと年内利下げ見通しに注目
2025.09.01
NY勢不在中の米ドル売り相場を注視
NY勢不在中の米ドル売り相場を注視
2025.08.29
米・個人消費支出と月末フローに警戒
米・個人消費支出と月末フローに警戒