不透明感の強い相場が続くか

XMTrading(エックスエム)

XMTrading

XM公式アプリ

セーシェル金融庁(SC:FSA)公式認定ブローカー(証券ディーラーライセンス番号SD010)

不透明感の強い相場が続くか

不透明感の強い相場が続くか
相場レポート

2020.06.19

2020.07.16

今週は、地政学リスクや新型コロナウイルスの第2波への警戒によって、米ドル買い・円買いのリスクオフムードが継続。東京市場OPEN直後では、5日連続で米ドル/円が下落でスタートしており、引き続き上値の重い展開が予想される。一方で、リスク選好のドル売りや、ショートカバーの勢いによって下値も限定的だ。方向感のないレンジ内での推移が、翌週も続くかに注目したい。

また、BOEで追加緩和の可能性が残されたことや、EU離脱交渉の進展の不透明感を背景に、英ポンドの下落が加速している。ゴーブ英内閣府担当相が「10月までにEUとの交渉に進展がない場合は、年内のFTA(自由貿易協定)の締結は困難である」と発言。英ポンド/米ドルは1.24000台前半で上値の重い展開が続いており、下抜けブレイクするかの瀬戸際となっている。

本日は、15時に英・小売売上高、21時半に加・小売売上高など、実体経済関連の指標もあるが、引けにかけて要人発言が集中している点に注意したい。23時15分に米・ローゼングレン:ボストン連銀総裁の発言、25時に米・クオールズFRB副議長の発言、26時に米・パウエルFRB議長の発言&メスター:クリーブランド連銀総裁の発言と、連続で要人発言が予定されており、週末クローズにかけて神経質な値動きとなりそうだ。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。