雇用統計の先行指数に注目か

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雇用統計の先行指数に注目か

雇用統計の先行指数に注目か
相場レポート

2023.10.04

2023.10.04

本日のポイント

  1. ADP全米雇用報告

  2. ISM非製造業景況指数

前日のNY市場は、株安・金利高・原油高のリスクオフ基調となり、米ドル買い・円買いの流れが継続。円全面高になったことでクロス円は軒並み軟調に推移しており、米ドル/円は一時的に147円台前半まで約300pips急落する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの149.500付近を上抜けた場合は、150.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの148.500付近を下抜けた場合は、148.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、150.000付近から急落している状況のため、新たな材料が出るまでは方向感に欠ける展開となるだろう。

本日は、17時に欧・ラガルドECB総裁の発言、21時15分に米・ADP全米雇用報告、23時に米・ISM非製造業景況指数、23時25分に米・ボウマンFRB理事の発言、23時半に米・週間原油在庫、米・グ―ルズビー:シカゴ連銀総裁の発言、25時に欧・ラガルドECB総裁の発言、翌9時半に豪・貿易収支が予定されている。各国の重要経済指標を静観しつつ、米ドル/円の方向性に注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。