株価反発も警戒続く、焦点は米金利

2026.10.16
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2026.10.16
本日のポイント
加・住宅着工件数(日本時間21時15分)
米・輸入物価指数(日本時間21時30分)
米・鉱工業生産(日本時間22時15分)
16日東京時間の米ドル/円(USD/JPY)は、午前に157円90銭台で推移した後、仲値にかけて上昇したが、米10年債利回りの伸び悩みから上げ幅を縮小した。午後はウォーシュFRB議長が金融政策の方向性を明示しなかったことを受け、米金利の低下とともに157円80銭前後へ軟化した。片山財務相は為替市場を高い緊張感を持って注視する必要性に言及しており、当局のけん制発言への警戒も残る。日経平均は前日の3,300円超の急落を受け、自律反発を狙った買いや売り方の買い戻しが入り上昇したものの、AI関連企業の巨額投資や資金調達への警戒感は根強く、後場は戻り売りに押されて上げ幅を縮小した。前日の大幅安に対する反発となったものの、投資家心理の本格的な改善には至らず、終値は6万5,324円29銭と、前日比898円34銭高で取引を終えた。欧州・NY時間は、18時にユーロ圏CPI改定値、21時30分に米輸入物価指数、22時15分に米鉱工業生産が焦点となる。米企業の決算発表も本格化する。イラン情勢、フランス国債、原油の動向にも注意したい。今後、10月28日のFOMC、30日の日銀会合を控えており、要人発言と米長期金利に左右される神経質な展開が週明けも続くと思われる。
1. 加・住宅着工件数(日本時間21時15分)
日本時間21時15分に9月のカナダ住宅着工件数が発表される。今回の予想は23.0万件、前回結果は22.9万件であった。前回は市場予想の23.7万件を下回り、低水準での推移が続いている。今回は小幅な回復が見込まれ、予想を上回れば加ドル買い材料となるが、重要度は低く相場への影響は限定的とみられる。今後も住宅需要の戻りは緩やかな見通しである。
2. 米・輸入物価指数(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に9月の米輸入物価指数が発表される。今回の予想は前月比+0.6%、前回結果は+0.7%であった。前回の前年比は+7.0%と高水準だった。9月は米CPIでガソリンが前月比+9.1%と急騰しており、エネルギー価格が輸入物価を押し上げる公算が大きい。結果が予想を上回れば、米10月利上げ観測が強まりドル買い要因になると思われる。
3. 米・鉱工業生産(日本時間22時15分)
日本時間22時15分に9月の米鉱工業生産が発表される。今回の予想は前月比+0.4%、前回結果は0.0%であった。設備稼働率は前回76.3%に対し、今回は76.5%が予想されている。生産は前回の横ばいから持ち直す見込みだが、雇用の減速やガソリン高が重しとなる。予想を下回れば景気減速懸念からドル売りに傾くが、利上げ観測の強い現状では、上振れ時の反応が大きくなりやすい。
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