AIショック再燃、ドル円159円の攻防

2026.10.15
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2026.10.15
本日のポイント
米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
米・小売売上高(日本時間21時30分)
米・生産者物価指数(PPI)(日本時間21時30分)
15日東京時間の米ドル/円(USDJPY)は、158円30銭前後で始まった。前日の米CPI上振れを受けて一時159円手前まで上昇したものの、その後の反落基調を引き継ぎ、東京時間は7時台から下落ペースを速めた。午前には157円58銭付近まで下落。ウィリアムズNY連銀総裁が来年の追加利上げは必要ないとの見方を示したことや、米10年債利回りの低下がドル売りの要因となった。午後は158円付近まで持ち直した。日経平均株価は、米AIクラウド企業コアウィーブの社債価格急落をきっかけにAI投資への警戒感が強まり、AI・半導体関連株を中心に売りが広がった。米CPIの上振れによる金利上昇懸念も重しとなり、終値は6万4,425円95銭(前日比3,318円34銭安、4.90%安)で、下落幅は過去3番目の大きさとなった。欧州時間は、15時の英8月GDPが材料となる。NY時間は、21時30分に発表される米9月小売売上高と米9月PPIが最大の焦点である。フィラデルフィア連銀景況指数や新規失業保険申請件数も同時に発表される。29時30分にはハマック・クリーブランド連銀総裁の発言も予定され、米企業決算も続く。PPIが上振れすれば10月FOMCでの利上げ期待(現状33%程度)が再燃し、米ドル/円は159円を試す可能性がある。日経平均は、AI・半導体株の動向と米株の反応次第で荒い値動きが続く見通しだ。
1. 米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に米・新規失業保険申請件数が発表される。今回直前の予想水準は20.0万件、前回結果は19.7万件であった。4週移動平均は19.8万件と2022年10月初め以来の低水準で、解雇の少なさが続いている。一方、9月の雇用者数の伸びは+2.9万人にとどまり、失業率は4.2%へ上昇した。継続受給件数も171.6万件と高めで、労働市場の緩やかな軟化が意識される。
2. 米・小売売上高(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に9月の米小売売上高が発表される。今回の予想は+0.3%(自動車除くコアは+0.5%)、前回結果は前月比+1.2%(自動車除くコアは+1.4%)であった。ガソリン以外は弱いとの観測もあり、ガソリン高による名目値の押し上げとの綱引きになる。堅調なら10月27〜28日のFOMCを前にFRBの引き締め姿勢を補強し、12月までの利上げ織り込みは約9割に達している。
3. 米・生産者物価指数(PPI)(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に9月の米生産者物価指数(PPI)が発表される。市場予想は総合が前年比+5.3%、食品・エネルギーを除くコアが+4.4%で、前回の+5.4%、+4.6%からそれぞれ伸びが鈍化する見通しだ。前月比の予想は総合が+0.5%、コアが+0.3%となっている。エネルギー価格などの上昇が企業の販売価格に与える影響が焦点となる。前日発表のCPIと合わせ、インフレ圧力の持続性が注目される。結果が予想を上回れば、米金利の上昇やドル買いにつながる可能性がある。
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