約3年ぶり金利高と原油高で荒れ模様

2026.09.01
2026.09.01
本日のポイント
欧・消費者物価指数【速報値】(日本時間18時00分)
米・バーFRB理事の発言(日本時間22時05分)
米・ISM製造業景況指数(日本時間23時00分)
1日の東京市場は前日の米株安を引き継ぎ軟調に始まった。ドル円は対イラン軍事作戦の再燃による原油高とインフレ再燃観測から米長期金利が上昇し朝方から底堅く推移。日米財務大臣・総裁会談を控え159円70銭前後で様子見となる場面もあったが、FRBの早期利上げ観測に伴うドル買いで午後は159円90銭前後まで上昇した。一方、国内債券市場では財政悪化懸念や日銀の利上げ観測から長期金利が一時3.0%と約30年ぶりの高水準を記録。これを受けた日経平均は米株安や原油高・金利上昇を嫌気して続落し、始値は前日比426円46銭安の6万5,885円47銭となった。下げ幅は一時700円を超えたが、資源株や利ざや改善が期待される金融株、内需株に買いが入り、6万6,100~6,200円近辺で一進一退となった。欧米時間にかけては8月米ISM製造業景況指数や7月JOLTS求人件数が焦点となる。強い結果ならドル買いや米金利上昇につながる一方、中東情勢や原油価格、日米当局による円安牽制の有無には注意が必要だ。週後半の米雇用統計を控え方向感に乏しい展開が見込まれるが、原油高や金利上昇が長期化すればインフレ再加速と政策不確実性から市場の変動率が高まりそうだ。
1. 欧・消費者物価指数【速報値】(日本時間18時00分)
日本時間18時00分に8月の欧・消費者物価指数【速報値】が発表される。今回の予想は前年比+3.3%、前回結果は前年比+2.9%であった。エネルギー価格の上昇や食品価格の高止まりが続けば、伸び率はECBが目標とする2%を大きく上回る水準まで加速する見通しである。想定通り伸びが加速すれば追加利上げ観測が強まり、ユーロ買いが優勢となる可能性がある。
2. 米・バーFRB理事の発言(日本時間22時05分)
日本時間22時05分に米・バーFRB理事の発言が予定されている。直近の発言では、FRBのバランスシート縮小について「誤った目標であり金融システムの安定を脅かしかねない」との見解を示した。今回はウォーシュ新議長が主張する資産圧縮路線への反論や、根強いインフレ圧力を踏まえた金融政策運営について踏み込んだ発言が予想される。市場では発言内容を巡りドルが振れやすい展開となりそうである。
3. 米・ISM製造業景況指数(日本時間23時00分)
日本時間23時00分に8月の米・ISM製造業景況指数が発表される。今回の予想は55.2。前回結果は55.6で、拡大・縮小の境界である50.0を上回り良好な伸びを記録した。反動から伸びが一服する可能性はあり、高金利環境の継続を背景にやや減速する予想となっている。関税政策を巡る不透明感がなお残る中、内容次第ではドル相場が大きく振れる展開も想定される。
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