揺れるAI相場、欧米PMIが次の焦点

2026.10.23
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2026.10.23
本日のポイント
欧・製造業PMI(日本時間17時00分)
加・小売売上高(日本時間21時30分)
米・製造業PMI(日本時間22時45分)
23日の東京市場では、前日の米ハイテク株安や米長期金利の低下を受け、リスク回避の円買いが先行した。米ドル/円(USD/JPY)は前日NY終値付近から下落し、AI投資への過剰懸念や世界的な株安を背景に、一時156円台前半まで下落した。その後は株安の一服やゴトー日(五・十日)に伴う実需のドル買いが支えとなり、午後には156円台後半まで反発。下値を探った後、買い戻しが優勢となる展開だった。日経平均株価は続落。半導体関連株を中心に売りが広がり、朝方には一時1,400円超下落する場面があった。AI関連投資の収益性に対する懸念や海外株安が投資家心理を圧迫し、幅広い銘柄に売りが波及した。朝方の急落後は下値を拾う動きが入り、後場にかけて下げ幅を急速に縮小。6万2,693円16銭(214円68銭安)と小幅安で取引を終えた。欧州時間は、独・ユーロ圏・英の10月PMI速報に注目が集まる。ユーロ圏総合PMIは前回から小幅低下する予想で、欧州景気の勢いを見極める展開となりそうだ。また、フランスの財政懸念を背景とした国債利回りの上昇にも注意したい。NY時間には米PMI速報が発表され、米景気の底堅さが焦点となる。市場予想を上回れば米金利の上昇を通じてドル買いにつながる一方、弱い結果となればドルの上値を抑える可能性がある。来週のFOMCを前にFRB高官の発言も限られるため、経済指標を受けた市場の反応が重要となりそうだ。
1. 欧・製造業PMI(日本時間17時00分)
日本時間17時00分に10月のユーロ圏製造業PMI(速報値)が発表される。今回の予想は52.7、前回結果は52.9であった。前回は2022年5月以来の高水準で、新規受注や輸出が堅調だった。今回は小幅な低下が見込まれるが、50を大きく上回る拡大圏は維持される公算だ。投入コストの上昇が続けば、29日のECB理事会での追加利上げ観測につながる可能性がある。
2. 加・小売売上高(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に8月の加・小売売上高が発表される。今回の予想は+1.2%、前回結果は-0.7%であった。前回は7月分で、9業種中8業種が減少し7か月ぶりのマイナスとなった。ただ、カナダ統計局の速報推計は+1.3%と反発を示しており、予想もこれに沿っている。28日にはカナダ銀行の政策金利発表が控えており、個人消費の底堅さが確認できるかが注目される。
3. 米・製造業PMI(日本時間22時45分)
日本時間22時45分に10月の米・製造業PMI(速報値)が発表される。今回の予想は55.5、前回結果は55.9であった。前回は速報値の57.0から確報値で下方修正されたが、なお高水準である。今回も小幅な低下が見込まれるものの、50を大きく上回る水準は続くとみられる。28日には米FOMCが控えており、景況感の強さが金融政策への思惑に影響する可能性がある。
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