FOMC議事録と中東情勢を注視

2026.07.08
2026.07.08
本日のポイント
米・週間原油在庫(日本時間23時30分)
米・10年国債入札(日本時間26時00分)
米・FOMC議事録公表(日本時間27時00分)
東京時間では、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の政策金利発表を受けて、NZドル買いが加速した。11時に発表されたRBNZの政策金利は、市場予想通り2.50%への利上げが決定。一部では据え置きの可能性が囁かれていたものの、声明文ではさらなる利上げの必要性を述べるタカ派色の強い内容となったことで、発表直後にNZドルが急伸する動きとなった。NZドル/円(NZDJPY)は、円相場が弱含んだことも後押しとなり、政策金利発表後に92.79円まで大幅上昇。NZドル/米ドル(NZDUSD)も0.572ドル付近まで急伸するなど、全面高の動きを示した。米ドル/円(USDJPY)は中東の地政学リスクの再燃が材料視され、買い先行でスタート。しかし、約1週間ぶりの高値となる162.40円を付けた後は失速し、午後には序盤の上げ幅をほぼ巻き戻す動きとなった。株式市場では、日経平均株価は前日比-2.11%と3日続落。中東情勢の警戒感を背景とした原油高を嫌気し、リスク回避の売りが目立つ相場となった。本日は日本時間27時に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が注目材料。内容がタカ派的なものであった場合、米国の利上げ期待が一段と高まる可能性がある。また、中東情勢への警戒感が再燃しているため、関連ヘッドラインには注意したい。
1. 米・週間原油在庫(日本時間23時30分)
日本時間23時30分に、米国の原油在庫量の週次データが発表される。原油在庫の増減は景気動向を反映する1つの指標とも捉えられるため、最新のデータから需給の変化を確認しておきたい。WTI原油先物(OIL)は68ドル前後での横ばいを維持していたが、昨日7日に中東情勢への警戒感が再び高まったことで、72ドルまで急上昇。供給懸念から買いが集中し、本日の東京時間でも高止まりが続いている。米国の原油在庫量も世界的な供給逼迫を背景に大幅な減少が続いているため、再び減少幅が拡大するようであれば、WTI原油先物(OIL)を押し上げる材料となる可能性がある。
2. 米・10年国債入札(日本時間26時00分)
日本時間26時00分に、米財務省による10年国債入札(390億ドル)が実施される。入札結果を受けて債券相場が変動すると、為替の値動きにも影響を与える可能性がある点を押さえておきたい。昨日7日の債券市場では、中東情勢の緊迫化を背景に債券売りが加速し、米10年債利回りは4.5%台まで上昇。原油高も相まって、米ドル高をサポートした。本日も引き続き金利高の地合いが続いているが、国債需要や地政学リスクによって利回りがどのように推移していくか確認したい。
3. 米・FOMC議事録公表(日本時間27時00分)
日本時間27時00分に、6月16-17日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公表される。ウォーシュ新議長のもとで初めて開かれた6月会合では、予想通り政策金利を3.50-3.75%に据え置くことが決定したが、これまで以上にタカ派的な内容と受け止められた。現状では9月会合での利上げを織り込む動きが優勢だが、今回の議事録の内容がタカ派色が強いものとなった場合、市場の利上げ期待が一段と加速する可能性がある。発表後の米ドルの動向に注目したい。
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