6月の重要イベントと人気銘柄のボラティリティ

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6月の重要イベントと人気銘柄のボラティリティ

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6月の重要イベントと人気銘柄のボラティリティ
プレスリリース

2024.07.19

2024.07.24

当サイトが実施した、2024年6月1日~6月30日を対象とした、「重要イベント」と「人気銘柄のボラティリティ」にみる市場動向の集計結果により、FX通貨ペア、CFD銘柄ともに全体的なボラティリティの縮小が見られたが、多くの銘柄にて明確なトレンドが形成されていることが分かった。


人気通貨ペアのボラティリティ動向と取引量

人気通貨ペアであるドル円(USD / JPY)、ユーロドル(EUR / USD)、ユーロ円(EUR / JPY)、ポンド円(GBP / JPY)を対象とした今回の調査結果では、クロス円を中心に5月と比べてボラティリティの縮小傾向が見られました。為替介入が行われボラティリティの高い1カ月間だった5月から一転して、6月は比較的落ち着いた相場展開となりました。一方、ボラティリティは縮小したものの円安方向へのトレンドが見られ、下落局面では円安方向への買い戻しが入りやすく、取引量の増加傾向が見られました。

ボラティリティが縮小し明確なトレンドを欠いたドル円

ドル円(USD / JPY)のボラティリティ推移(対象月:2024年5月・2024年6月)

ドル円(USD / JPY)のボラティリティ推移(対象月:2024年5月・2024年6月)

ドル円(USD / JPY)の5月・6月の1カ月間のボラティリティ推移を比較した上記グラフから、6月のドル円は為替介入があった5月と比べてボラティリティが縮小したことが確認できました。1日当たりの平均ボラティリティは、5月の121.8pipsに対して6月は111.4pipsと、先月と比べて10.2pips低下しました。1日当たりの最大ボラティリティに関しては、5月の498.5pipsに対して6月は5日の175.4pipsが最大となり、323.1pipsも低下しています。6月で最もボラティリティが高かった5日は、同日21時15分(日本時間)に発表されたADP雇用統計にて雇用者数が予想より低い結果となったため、ドル円相場は急落しました。さらに、同日23時(日本時間)に発表されたISM非製造業景気指数が予想に反して良好な結果となり、ドル円相場は急騰しました。この上下方向に大きく振れる展開により、6月最大のボラティリティを記録しました。なお、その後はトレンドが進行することはなかったため、単純にADP雇用統計の結果を受けた投機的なショートポジションの決済が行われたのみだったと考えられます。このような相場展開は、市場参加者の慎重な姿勢を反映し、明確な方向性を見出すことが難しい状況だったことを示唆しています。

ポンド円は高値更新も最大ボラティリティが縮小

ポンド円(GBP / JPY)のボラティリティ推移(対象月:2024年5月・2024年6月)

ポンド円(GBP / JPY)のボラティリティ推移(対象月:2024年5月・2024年6月)

上記は、ポンド円(GBP / JPY)の5月・6月の1カ月間のボラティリティ推移を比較したグラフです。6月のポンド円はドル円同様に、5月と比べてボラティリティが低下しました。1日当たりの平均ボラティリティでは、5月の148.5pipsに対して6月は133.8pipsと、先月と比べて14.7pipsの低下となりました。1日当たりの最大ボラティリティに関しては、5月の566.1pipsに対して6月は4日の321.6pipsが最大となり、先月と比べて244.5pips低下しています。6月のポンド円のチャート形状は上昇ウェッジに近い形となり、高値を更新する一方でボラティリティが縮小しました。また、月の大半は日足が陽線で引けており、下がったところで買われやすい相場環境でした。1時間足レベルでは200日移動平均線や、直近のトレンドラインなど一定の下げ幅で買い戻しの動きが見られましたが、上値の更新は限定的だったことがボラティリティが鈍化した要因となったと考えられます。

人気CFDのボラティリティと取引量

人気のCFD銘柄であるゴールド(XAU / USD)、日経平均株価(JP225)、ダウ平均株価(US30)、WTI原油(WTIOIL)を対象とした今回の調査では、全体を通してボラティリティの縮小傾向が見られました。ただし、ゴールドは唯一ボラティリティが急拡大しており、1日当たり1,000pipsを超える変動が確認されています。また、取引量がボラティリティよりも若干長い期間増加するという動きが一部の銘柄で見られました。

ゴールドは急落時に最大ボラティリティが大幅に増加

ゴールド(XAU / USD)のボラティリティ推移(対象月:2024年5月・2024年6月)

ゴールド(XAU / USD)のボラティリティ推移(対象月:2024年5月・2024年6月)

ゴールド(XAU / USD)の5月・6月の1カ月間のボラティリティ推移を比較した上記グラフから、6月のゴールドは全体としては若干ボラティリティが縮小しているものの、1日当たりの最大ボラティリティは大幅に増加したことが確認できます。1日当たりの平均ボラティリティは、5月の348.4pipsに対して6月は327.2pipsと、先月比で21.2pipsの低下となりました。一方で、1日当たりの最大ボラティリティに関しては、5月の568.0pipsに対して6月は7日の1009.9pipsが最大となり、441.9pipsも増加しています。

ゴールド(XAU / USD)のボラティリティと取引量の推移(対象月:2024年5月・2024年6月)

ゴールド(XAU / USD)のボラティリティと取引量の推移(対象月:2024年5月・2024年6月)

上記は、5月・6月を対象にしたゴールドのボラティリティと取引量の推移を示したグラフです。6月のゴールドは5月と同様に取引量とボラティリティが相関する形で推移していました。7日にボラティリティと取引量が最大となったのはゴールドが急落したことが大きな要因でしたが、その際に明確なリスクオフ要因や重要なファンダメンタルズの発表はありませんでした。このことから、この急落は主にテクニカル的な要因によって引き起こされたと考えられます。7日の急落前の価格水準は、4月に何度も挑戦するも突破できなかった高値圏でした。日足チャート上では、この価格帯を頂点とした「ヘッド&ショルダー・トップパターン」が形成されており、支持線を下抜けたことで多くのトレーダーが下降トレンドへの転換を意識し、ロングポジションの決済またはショートポジションの構築が行われたと考えられます。

ダウ平均株価は最大ボラティリティが大きく減少

US30(ダウ平均株価)のボラティリティ推移(対象月:2024年5月・2024年6月)

US30(ダウ平均株価)のボラティリティ推移(対象月:2024年5月・2024年6月)

ダウ平均株価(US30)の5月・6月の1カ月間のボラティリティ推移を比較した上記グラフから、6月のダウ平均株価は全体としてボラティリティが高い水準を保っていたことが確認できます。1日当たりの平均ボラティリティは、5月の360.4pipsに対して6月は378.8pipsで18.4pipsの増加となりました。ただし、1日当たりの最大ボラティリティに関しては、5月の767.3pipsに対して6月は3日の584.6pipsが最大となり、182.7pips低下しています。

ダウ平均株価(US30)のボラティリティと取引量の推移(対象月:2024年5月・2024年6月)

ダウ平均株価(US30)のボラティリティと取引量の推移(対象月:2024年5月・2024年6月)

上記は、5月・6月を対象にしたダウ平均株価のボラティリティと取引量の推移を示したグラフです。6月のダウ平均株価は、5月と同様に取引量がボラティリティと相関する形で推移していました。一部の銘柄で見られていた、1日あたりの最大ボラティリティを記録した翌日も取引量が増加し続けるといった動きはダウ平均株価には見られず、取引量に対してボラティリティが素直に変動しています。

総評

ボラティリティ縮小傾向の中で明確なトレンドが発生

2024年6月の人気銘柄のボラティリティと取引量の推移から、FX通貨ペア・CFDともに全体的なボラティリティの縮小が確認されました。特にクロス円通貨ペアでボラティリティ縮小の傾向が顕著で、5月に為替介入があり高いボラティリティを記録していたことが主な要因と考えられます。ただし、ボラティリティこそ縮小傾向だったものの、多くの銘柄で6月は明確なトレンドが形成されていました。この現象は、市場参加者が慎重さを保ちつつも、一定の方向性を見出していたことを示唆しています。7月の相場展開では、6月に形成されたトレンドの継続性や、主要中央銀行の金融政策の動向、さらには地政学的リスクの変化などに注目が集まると予想されます。特に、日銀の金融政策の行方や、米国の経済指標の結果が市場に与える影響を、慎重に見守る必要があるでしょう。

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