2024.05.22
2024.05.22
当サイトが実施した、2024年4月1日~4月30日を対象とした、「重要イベント」と「人気銘柄のボラティリティ」にみる市場動向の集計結果により、FX通貨ペアはクロス円通貨ペアのボラティリティ増加が目立つ1ヶ月間となり、CFD銘柄では、各銘柄でボラティリティ拡大となったことが分かった。
人気通貨ペアであるドル円(USD / JPY)、ユーロドル(EUR / USD)、ユーロ円(EUR / JPY)、ポンド円(GBP / JPY)を対象とした今回の調査結果では、為替介入があったとの見方が強いクロス円通貨ペアのボラティリティ増加が目立つ1カ月間となりました。米国経済指標を意識する動きも見られましたが、相対的に円買い勢いが強く、他のトピックに対する印象が薄れたと言えます。
ドル円(USD / JPY)の3月・4月の1カ月間のボラティリティ推移を比較した上記グラフから、4月のドル円は3月と比べて月末に大きくボラティリティが増加したことが確認できます。1日当たりの平均ボラティリティは、3月の86.4pipsに対して4月は110.9pipsと、先月と比べて24.5pips増加しました。1日当たりの最大ボラティリティに関しては、3月の197.4pipsに対して4月は29日の569.0pipsが最大となり、371.6pipsも増加しています。29日は為替介入が実施されたとの観測が出回るほど、円絡みの通貨ペアが円買い方向へと大きく動き、それに伴ってボラティリティが急増しました。ただし、実際に介入が行われたかどうかに関する正確な情報は、財務省より「外国為替平衡操作の実施状況」として5月末に公開される予定です。
上記は、3月・4月を対象にしたドル円のボラティリティと取引量の推移を示したグラフです。取引量とボラティリティの動きには相関性が見られ、特に29日の暴落前後はボラティリティと取引量の動きがほぼ完全にリンクしています。継続的にドル円相場が下落するのであれば、ボラティリティのみが下がるのが自然です。しかし、今回は取引量も同時に減少しているため、為替介入によってドル円相場が急落したという市場関係者の観測が正しいと裏付けられている印象です。
上記は、ポンド円(GBP / JPY)の3月・4月の1カ月間のボラティリティ推移を比較したグラフです。他のクロス円通貨ペアと同様にポンド円も月末にボラティリティが大きく増加しています。1日当たりの平均ボラティリティでは、3月の110.2pipsに対して4月の176.5pipsと、先月比で66.3pipsの増加となりました。1日当たりの最大ボラティリティに関しては、3月の256.2pipsに対して4月は29日の690.9pipsが最大となり、434.7pipsも増加しています。最大ボラティリティの伸び幅に関しては、クロス円通貨ペアの中でもこのポンド円が最も顕著でした。29日のポンド円は一時200円台半ばという分かりやすいラウンドナンバーを付けました。このことから、新規のショートポジションではなく、ロングの利確と新規ロングのロスカットによって急落したと考えるのが妥当でしょう。
人気のCFD銘柄であるゴールド(XAU / USD)、日経平均株価(JP225)、ダウ平均株価(US30)、原油(WTIOIL)を対象とした今回の調査では、明確な上昇トレンドが見られていた3月から一転して、方向感に迷いが見られる展開となりました。4月はテクニカル上で下降トレンドへの転換を示唆するような短期間の下落が確認されましたが、方向感は明確にならず、いずれの銘柄も前月比で高いボラティリティを記録しています。
ゴールド(XAU / USD)の3月・4月の1カ月間のボラティリティ推移を比較した上記グラフから、4月のゴールドは3月と比べて中旬に大きくボラティリティが増加していることが確認できます。1日当たりの平均ボラティリティでは、3月の303.3pipsに対して4月は435.7pipsと、先月比で132.4pipsの増加となりました。1日当たりの最大ボラティリティに関しては、3月の562.9pipsに対して4月は12日の976.3pipsが最大となり、413.4pipsも増加しています。3月のゴールドはレンジ相場でしたが、4月は3月の高値を抜け、ドル建てで史上最高値を更新しました。ただし、その後は昨年12月から見られていなかった規模感で下落し、方向感に迷う相場展開となりました。引けの相場では高値を付けた後に下落へ転じる形で、比較的高いボラティリティを維持していました。
WTI原油(WTIOIL)の3月・4月の1カ月間のボラティリティ推移を比較した上記グラフから、4月のWTI原油は3月と比べて全体的にボラティリティが増加したことが確認できます。1日当たりの平均ボラティリティでは、3月の169pipsに対して4月は193pipsと、先月と比べて24pips増加しました。1日当たりの最大ボラティリティに関しては、3月の279pipsに対して4月は19日の446pipsが最大となっています。同日は、イラン中部の空軍基地付近で爆発音があったとの報道や、市場参加者の中東問題に対するリスク懸念のセンチメントが依然として高かったこともあり、価格は1バレル=86ドルまで高騰しました。19日以降は上値の重い展開が続き、テクニカル的にも短期的な下降トレンドへの転換を示唆するチャートパターンを形成しています。月初は上値を試す展開が見られましたが、一転して下目線への切り替えが見られ、価格が上下に大きく振られてボラティリティが高まった1カ月間となりました。
2024年4月のボラティリティと取引量の推移から、FX通貨ペアでは明確にクロス円通貨ペアが主役だったことが確認できました。月末に大きな変動を生んだ円買いについては、為替介入だったのではないかとの観測が市場では多く出回っています。その後はドルの買い戻しが強く、また以前にも短期的な急落に対する買い支えが多く見られたことから、為替介入の効果は限定的であり、円高は一時的なものにとどまるという指摘もあります。CFDでは、各銘柄でボラティリティが拡大する傾向が見られました。高値更新する銘柄もありましたが持続性はあまりなく、方向性に迷いが見られたことがボラティリティの拡大につながったと考えられます。5月の相場では、為替介入の事実確認と残りの介入弾数、さらには根本的な改善策として日銀の利上げ観測が強まるかといった要因に注目していきたいと思います。
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