2023.12.12
2023.12.20
当サイトが実施した、2023年11月1日~11月30日を対象とした、「重要イベント」と「人気銘柄のボラティリティ」にみる市場動向の集計結果により、10月と比較して多くの通貨ペア・CFD銘柄でボラティリティの低下が見られたが、取引量に関しては突発的に大きく増加したことが分かった。
人気通貨ペアであるドル円(USD / JPY)、ユーロドル(EUR / USD)、ユーロ円(EUR / JPY)、ポンド円(GBP / JPY)を対象にした今回の調査結果では、11月の外国為替市場は米ドルが構成に含まれる通貨ペアが先月と比べてボラティリティと取引量が伸びやすい1カ月間だったことが確認できました。一方、米ドル以外のクロス円通貨ペアについてはボラティリティの低下傾向が確認されており、市場が米国の政策金利と米ドルに対して高い関心を持っていたことがうかがえます。
上記のグラフは、ドル円(USD / JPY)の10月と11月のボラティリティ推移を比較したものです。11月のドル円は、10月と比較して全体的なボラティリティの増加が確認されました。1日当たりの平均ボラティリティは、10月の89.7pipsから11月には114.3pipsへ24.6pips増加しています。一方で、1日当たりの最大ボラティリティは大きく減少しており、10月の287.1pipsに対して11月は188.9pipsとなりました。10月は為替介入が行われやすい150円近辺での突発的な下落やその後の強い押し目買いがあり大きく拡大していましたが、11月はそのような動きがありませんでした。11月のドル円相場は、インフレ率の低下と経済成長の鈍化を背景に、FRB(連邦準備制度理事会)が利上げを行う可能性が低いとの見方が強まり、円高への方向感が明確な展開となっています。
上記グラフは、ユーロドル(EUR / USD)の10月と11月のボラティリティ推移を比較したものです。ドル円とは対照的に、ユーロドルではボラティリティのわずかな減少が見られましたが、一過性の大きなボラティリティ拡大の動きも確認されました。1日当たりの平均ボラティリティは、10月が74.7pipsであったのに対し、11月は70.9pipsと3.8pipsの減少しています。一方、1日当たりの最大ボラティリティに関しては、10月の117.6pipsから11月は195.8pipsとなり、約80pips近く増加しました。この日は欧州経済指標の発表が多くあり、EUの国内総生産(GDP)の増加やインフレ率の減少によって財政赤字の改善が見込まれました。この結果を受けてユーロ買いが加速し、直近の日足ベースで最も大きな値上がりを記録しています。
上記グラフでは、10月と11月のユーロドル(EUR / USD)の取引量とボラティリティ推移を示しています。11月のユーロドルは、ボラティリティと取引量が概ね相関しているものの、拡大するタイミングが乖離する場面が何度か見られました。例えば11月の最大ボラティリティを記録したのは14日ですが、取引量が最大となったのは月末です。この取引量の拡大はドル円に類似しているため、市場参加者のユーロドルに対する関心が、ユーロよりもドル主体であったことを示唆しています。
人気のCFD銘柄であるゴールド(XAU / USD)、日経平均株価(JP225)、ダウ平均株価(US30)、原油(WTIOIL)を対象にした今回の調査では、ほとんどの銘柄で10月と比較してボラティリティの低下が確認されました。市場全体として方向感に迷いが見られやすい銘柄が多く、取引量が増加してもボラティリティへの影響は限定的であることが観察されています。
上記グラフは、ゴールド(XAU / USD)の10月と11月のボラティリティ推移を比較したものです。11月のゴールドは、10月と比較して顕著なボラティリティの低下が確認されました。1日当たりの平均ボラティリティは10月の243.7pipsから11月は203.9pipsと、39.8pips減少しています。最大ボラティリティに関しては10月の636.7pipsに対し11月は315.3pipsと、ほぼ半分です。11月のゴールドの相場を振り返ると、市場が開くと共に陽線をつけて買われる展開が見られたものの、翌日には陰線に転じるケースが多く見られました。取引量が増加した引けの相場では連日の続伸相場となっており、強気の買いが入っていたことが取引量とボラティリティ、そしてゴールドの1カ月間の値動きから推測されます。
上記はダウ平均株価(US30)の10月と11月のボラティリティ推移を比較したグラフです。11月のダウ平均株価は、他のCFD銘柄と比べてもボラティリティの低下が顕著でした。1日当たりの平均ボラティリティは、10月が424.5pipsであったのに対して11月は290.2pipsと134.3pipsも減少しています。最大ボラティリティに関しても、10月の715.0pipsに対して11月は615.4pipsであり、約100pipsの減少です。11月最大のボラティリティを記録したのは、米消費者物価指数(CPI)が発表された14日でした。CPIの結果が市場予想を下回り、米国のインフレがピークアウトしたとの見込みが広がった結果、米国株とダウ平均株価が共に上昇しています。
11月のボラティリティ推移では、多くの通貨ペア・CFD銘柄で10月と比べボラティリティの低下がみられた一方で、取引量に関しては突発的に大きく増加する場面も観察されました。幅広い銘柄で重要な高値に達していましたが、ブレイクに至らず方向感に迷いが生じたため、ボラティリティの大幅な増加は見られなかったと推測されます。12月以降の市場で予想されるのは、年末年始の資金繰りやインフレ抑制への期待によるリスク資産への投資増加です。方向性が明確になり、取引量が増加することでポジションの偏りが生じた場合、市場は大きな動きを見せる可能性があります。
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