2022.08.09
2023.11.24
当サイトが実施した、2022年7月1日~7月31日を対象とした、「重要イベント」と「人気銘柄のボラティリティ」にみる市場動向の集計結果により、円安傾向の強かった6月から変わって、少なくとも7月中旬から下旬にかけて円高展開していたことが分かった。
人気通貨ペア USD/JPY(ドル円)、EUR/USD(ユーロドル)、EUR/JPY(ユーロ円)、GBP/JPY(ポンド円)を対象にした今回の調査結果では、円安傾向の強かった6月から変わって、少なくとも7月中旬から下旬にかけて円高展開が確認された。2022年は欧州景気のリセッション入りが、重要な注目材料として意識されている。7月はパリティ割れが起こり、ボラティリティと取引量の変化から、為替市場で欧州通貨に対する不安意識が感じられた。欧州系の通貨を含む銘柄は、引き続き注目されるだろう。
7月のUSD/JPY(ドル円)のボラティリティ推移は、6月と比べて明確に上下する形を示した。7月の最小ボラティリティは20日の約47pipsだが、翌日21日のボラティリティは約159pipsと急激に拡大した。同様に、前日のおおよそ2倍程度のボラティリティに拡大する展開が、7月のドル円相場では多く見られている。一方、1日当たりの平均ボラティリティで見ると、6月の約154pipsに対して、7月は約125pipsと、全体としてはそれほどボラティリティに恵まれた月ではなかった。ドル円相場は、26日頃に反発し、27日は引けに掛けて売られ戻り高値を形成、28日以降は大陰線を付け大きく下落した。円安継続の展開から3ヶ月振りの3日連続の陰線を形成したのは、新規売りと中長期ポジションの決済売りによって取引が増加したためと考えられる。
7月のEUR/USD(ユーロドル)のボラティリティ推移は、6月と比べて、寄り付きから大きく拡大する動きを見せた。6月のユーロドルのボラティリティを見ると、中旬にボラティリティのピークを付け、中旬以外の相場ではどちらかというと低迷している。一方で、7月は寄り付きからボラティリティのピークを付け、極端に縮小することなく1か月間を通してハイボラティリティを維持した。欧州系の通貨ペアは、2022年から欧州景気のリセッション入りが不安材料として懸念されている。5日に起きたユーロドルの大幅な下落は、結果として7月中旬のパリティ割れの起点となった。全体的なボラティリティの推移から、欧州景気のリセッション入り懸念は、為替市場において非常に注目度の高い材料であると言える。
人気CFD銘柄のゴールド(XAU/USD)、日経225(JP225)、ダウ平均株価(US30)、原油(WTIOIL)を対象とした今回の調査では、6月と同様に、7月のボラティリティが最大になるタイミングは、外国為替市場と同じになる傾向が確認された。ただし、先月比や7月全体のボラティリティ推移を追うと、ボラティリティに恵まれた銘柄とそうでない銘柄に分かれている。特に7月は、日経225の動きが鈍かった一方で、WTI原油のボラティリティは先月に引き続き増加した。
日経225(JP225)は、人気のCFD銘柄で7月のボラティリティが最も低迷した銘柄と言えるだろう。7月のJP225の1日当たりのボラティリティ平均は約443pipsで、6月より100pips以上低下している。また、グラフから分かる通り、平均だけでなく最大値も大幅に低くなった。6月の最大ボラティリティは1349pipsを記録したが、7月の最大ボラティリティは739pipsと極端な落ち込みを見せている。取引量に関してもボラティリティと同等もしくは、それ以上に低下した。
また、ダウ平均株価(US30)も、6月と比較して7月のボラティリティの低下が確認できた。7月の1日当たりの平均ボラティリティは約530pipsで、6月の約672pipsと比べて100pips以上低下している。これはJP225と同程度の下がり具合だ。
日経225(JP225)やダウ平均株価(US30)のボラティリティが低迷した一方で、WTI原油(WTIOIL)は7月で最もボラティリティが増加した銘柄の1つだ。WTI原油の7月のボラティリティは、1日当たり平均で約529pipsで、先月より60pips近く増加している。7月の最大ボラティリティを記録したのは、他の銘柄と同様に7月5日だった。同日のWTI原油のボラティリティは約1367pipsと、他の銘柄よりも大きな変動を見せている。5日の日足は大陰線を形成し、7月中旬まで長く売られる相場の起点となった。また、7月末の引けでは大きく売られ、長い髭を付ける形で7月最後のローソク足を形成した。市場参加者の心理として、月をまたぐ形で原油のロングポジションを持つのは、未だリスクが高いと判断されたと予想できる。
7月のボラティリティ推移からは、変化の少なかった5月・6月とは異なる動きも多く見られた。特定のファンダメンタルズ要因が意識されているというより、長く懸念されてきた欧州景気の後退が、市場参加者の心理に影響を及ぼしているのだろう。リセッション入りの可能性が現実味を帯び、為替市場ではユーロドルがパリティ割れとなった事実から、様々思惑が行き交いボラティリティにも反映された。また、欧州経済だけでなく、エネルギー問題によって加速する物価高騰も、さらなる市場参加者の混乱を招く可能性が高いだろう。
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