2022.06.21
2023.11.24
当サイトが実施した、2022年5月1日~5月31日を対象とした、「重要イベント」と「人気銘柄のボラティリティ」にみる市場動向の集計結果により、いずれの通貨ペアも共通してドル高、円安の傾向が見受けられ、全体の市場を通して4月と似た周期性を持った動きとなっていることが分かった。
人気通貨ペア USD/JPY、EUR/USD、EUR/JPY、GBP/JPYを対象にした今回の調査結果では、いずれの通貨ペアも共通してドル高、円安の傾向が見受けられた。しかし、ボラティリティや取引量の変化は、各通貨ペアで異なる動きも見られている。4月と比べてボラティリティが拡大、あるいは同じ周期性をもって推移している通貨ペアも多い。
4月のUSD/JPYのボラティリティが寄り付きから引けにかけて拡大していた一方、5月は寄り付きから引けにかけてボラティリティはやや縮小傾向を見せた。「4月の勢いを引き継ぎつつ、5月は徐々に落ち着きを見せた」というのが5月のボラティリティ動向のまとめとなるだろう。4月と比べて、ドル高の傾向は一旦落ち着きを見せるといった見方をするアナリストも5月中旬まで多かった。「米国のインフレが一旦は天井となり、日銀も現在の政策から修正するだろう」といった市場予想が多く見受けられたことが理由だろう。USD/JPYレートが130円以上の円安で推移する状況は、ここ20年間は見られていなかった相場だ。市場参加者の予想を上回る速度感で進む円安傾向、アナリストの予想と市場データの食い違いから相場は大きく動いている。
5月中旬頃にEUR/JPYのボラティリティは最大値を示し、4月の最大値と比較しても倍近いボラティリティを記録した。グラフからも顕著に分かる様に、4月と比較して5月のEUR/JPYはボラティリティに非常に恵まれた相場だった。最小値に関しても4月より高い位置でボラティリティが推移しており、全体として4月よりも大きな値動きだったことが分かる。EURとJPYは、現在の相場で共にドル高の影響を受け、相対的に見てUSDより価値が安く評価されている通貨で構成されている。通常、どちらも通貨としての価値が安ければ、均衡が保たれやすく、トレンドよりもレンジ相場になりやすい。しかし実際には、ユーロ高円安の方向性が2020年より継続している。
人気CFD銘柄のゴールド(XAU/USD)、日経平均株価(JP225)、ダウ平均株価(US30)、原油(WTIOIL)を対象とした今回の調査では、外国為替市場同様、各CFD銘柄に関してもドル高傾向が見られた。また、取引量とボラティリティの変動に相関関係が確認できる点も同じだった。
4月は寄り付きから引けにかけてボラティリティの拡大が確認できたゴールド(XAU/USD)。一方、5月に関しては、明確に真逆のボラティリティ動向を記録した。5月のXAU/USDは、寄り付きでボラティリティの最大値を記録しており、引けにかけては縮小傾向を見せている。2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、世界的なインフレや株式市場の弱気相場入りを受け、ゴールドは大きく買われた。しかし、ゴールド主体で見るリスクオフ相場が実際に続いたのは3月までで、以降は下落基調で推移している。
ダウ平均株価(US30)のボラティリティは、5月初旬と中旬に2度大きくボラティリティが上昇している。また、特筆すべき点は、4月と5月のボラティリティ推移がほとんど一致するような形を示していることだ。ボラティリティの最大値こそ5月の方が大きいものの、グラフの山々の形からは一定の周期性が伺える。実際のUS30の値動きからもチャネルラインの中でトレンドが進行していることから、一定の周期性を持った下落で相場が推移していると言えるだろう。世界的なインフレの中、米国のUS30は大きな注目を集めている。米国インフレが減速したといったニュースも多く見られており、インフレによる消費者の購買意欲が低下する不安感も若干の緩和を見せた。その結果か、US30の価格は、90年来の連続下落と言われる8週の続落を止め、大きく反発を見せている。
5月のボラティリティ動向を追ってみると、全体の市場を通して4月と似た周期性を持った動きが確認される場合が多かった。こうしたボラティリティの周期性と値動きを照らし合わせると、チャネルラインの一定のレンジ幅の中で相場が推移している銘柄が多いことが確認できる。大局のトレンドは変わらず、5月は一時的な調整として逆行している可能性が高い。また、寄り付きから引けにかけて、取引量の低下と末日に急激に取引量が増加する銘柄も多かった。一連の動きが翌月までポジションを持ち越すこと自体が現在の相場でリスクとして考える市場参加者が多いといった見方もできる。6月以降の相場は、5月を調整局面として一層のドル高へ向けたトレンド進行が起きるのか、あるいは調整ではなく新トレンドへの第一波となるのか、引き続き市場の動向を注視していきたい。
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