10月30日のNY市場では、株安・ドル高・原油高の展開。米・ADP雇用統計(10月、前月比)が予想以上に強い数字(予想11.4万人、結果23.3万人)となったことで米ドルが買われ、米ドル/円(USDJPY)は152円台から153円台半ばに上昇。米・第3四半期GDP(速報値)は若干予想を下回ったものの(予想3.3%、結果2.8%)、個人消費は予想を上回る数字(予想3.3%、結果3.7%)となった。米株の主要3指数は序盤堅調に推移したものの、引けにかけて前日比マイナスに沈んだ。週明けに大きく窓をあけて売られたWTI原油(OIL)は、米・週間原油在庫量が予想を下回ったことを受けて反発。原油輸入量も減少傾向にあり、OPECプラスが12月からの増産を再び見送る可能性があると伝わったことも上昇要因。本日はシンガポールが祝日で休場。正午前後に日銀の政策金利が発表される。
前日比 | 買い/売り(%) | |||
{{ item.symbol }} | {{ formatToFloat(item.ratio, 2) }}% |
{{ formatToFloat(item.prev_diff, 1) }}%
-
|
{{ item.buy }}
{{ item.sell }}
|
{{ item.symbol }}
|
||
{{ formatToFloat(item.ratio, 2) }}% |
{{ formatToFloat(item.prev_diff, 1) }}%
-
|
{{ item.buy }}
{{ item.sell }}
|
前日比 | 買い/売り(%) | |||
{{ item.symbol }} | {{ formatToFloat(item.ratio, 2) }}% |
{{ formatToFloat(item.prev_diff, 1) }}%
-
|
{{ item.buy }}
{{ item.sell }}
|
{{ item.symbol }}
|
||
{{ formatToFloat(item.ratio, 2) }}% |
{{ formatToFloat(item.prev_diff, 1) }}%
-
|
{{ item.buy }}
{{ item.sell }}
|
日銀金融政策決定会合と政策金利発表を前に、米ドル/円(USDJPY)のボラティリティは極端に低下。政策金利はほぼ据え置きで確定しているとはいえ、結果を確認してからポジションをとりたいトレーダー心理の表れか。昨日の米ドル/円の日中値幅は71pips。直近20日間の平均値幅123pipsの6割にも満たない値幅となった。英秋季予算案の発表を受けて利下げ期待が後退した英ポンドは、英ポンド/米ドル(GBPUSD)が1.2935ドル付近まで下落していたところから1.3040へ急反発。直後に再び売られたものの、荒い値動きを受けて英ポンド/円(GBPJPY)は160pisの日中値幅を示現。直近20日間の平均値幅164pipsにあとわずかなところまでボラティリティを回復させた。連日高値更新を続ける金(GOLD)は、高値張り付きの狭いレンジでの展開。日中値幅19.1ドルは、直近20日間の平均値幅29.6ドルの6割ほど。依然、強い買いが続いている。
日銀金融政策決定会合の2日目会合終了後、正午前後を目処に政策金利が発表される。7月31日の会合では0.15%の利上げにより円高が急加速。日本株も急落して、一日の下げ幅としてはブラックマンデーを超える大幅下落が記録された。前回9月20日の会合では追加利上げは見送られ、その後の石破ショックも乗り切った米ドル/円(USDJPY)は再びドル高・円安基調に戻りつつある。今回の会合でも政策金利は据え置きの公算が強い。年内最後の会合は12月19日の予定。石破自民党惨敗を好感して回復の兆しを見せる日経株価(JP225)が再び4万円台を突破するのか。政策金利と同時に公表される日銀展望レポートと、15時30分からの植田日銀総裁の記者会見も注目される。
日本時間18時00分に、ユーロ圏の10月の消費者物価指数(HICP)[速報値]が発表される。統一消費者物価指数(HICP = Harmonized Index of Consumer Prices)として表されるユーロ圏の消費者物価指数は、EU加盟国でのマーストリヒト条約統一基準に基づく物価指数。米国や英国、日本におけるCPIと同様のインフレ指標として、欧州中央銀行(ECB)が注視する指標である。前年同月比の数字は、前回の結果1.7%に対して予想は1.9%。エネルギーと食品を除くコア指数の前年同月比は、前回2.7%に対して2.6%と予想されている。予想より高い数字となればインフレ懸念が強まり、予想より低い数字であればインフレ鈍化が確認される。対ドルでの下落が続いているユーロの値動きに変化が見られるのか、欧州のマーケットが活発な時間帯だけに、ユーロ/米ドル(EURUSD)やユーロ/英ポンド(EURGBP)での突発的な値動きに注意したい。
日本時間21時30分に、米国の個人消費支出(PCEデフレーター/コア・デフレーター)が発表される。個人消費の物価動向を示す指標で、米商務省が毎月末に発表。名目PCE(Personal Consumption Expenditure=個人消費支出)を実質PCEで割って算出される。PCEデフレーターから、価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたものを「PCEコア・デフレーター」と呼び、FRBが最も重視する物価指標の一つである。今回、PCEコア・デフレーターは、前月比で予想0.3%(前回0.1%)、前年同月比で2.6%の予想(前回2.7%)。PCEデフレーターは、前月比の予想は0.4%(前回0.2%)。前年同月比は2.1%と予想されている(前回2.2%)。
2024.10.31
2024.10.31
最近のレポート 記事一覧
2024.11.21
NEW
米・新規失業保険申請件数に注目
米・新規失業保険申請件数に注目
2024.11.21
NEW
前日の取引実績(2024年11月21日)
前日の取引実績(2024年11月21日)
2024.11.20
NEW
欧米各国の要人発言と地政学リスクに警戒
欧米各国の要人発言と地政学リスクに警戒
2024.11.20
NEW
前日の取引実績(2024年11月20日)
前日の取引実績(2024年11月20日)
2024.11.19
NEW
加・消費者物価指数に注目
加・消費者物価指数に注目
2024.11.19
NEW
前日の取引実績(2024年11月19日)
前日の取引実績(2024年11月19日)
2024.11.18
NEW
欧・各国の要人発言に注目
欧・各国の要人発言に注目
2024.11.18
NEW
前日の取引実績(2024年11月18日)
前日の取引実績(2024年11月18日)
2024.11.15
NEW
米・小売売上高や鉱工業生産に注意
米・小売売上高や鉱工業生産に注意
2024.11.15
NEW
前日の取引実績(2024年11月15日)
前日の取引実績(2024年11月15日)